内向型人間とネット

じつのところ、研究によれば、内向型の人々は外向型の人々よりも、オンライン上で親や友人が読んだら驚くようなことまであきらかにし、「本当の自分」をさらけ出し、オンラインの会話により多くの時間を割くことがわかっている。
彼らはデジタルコミュニケーションの機会を歓迎する。200人収容の講義室では絶対に手を挙げて発言しない人が、ブログではためらいなく2000人はおろか200万人を相手に語っていたりする。初対面の人に挨拶するのもままならない人が、オンライン上では生き生きと自分をアピールし、その関係を現実世界にまで広げたりもする。

皆様こんにちは。ピースです。
11月になり、本格的に冷えるようになりましたね。
私にとっては2度目の年度末繁忙期に向けて、少しでもより良い成果を上げるための準備期間です。

さて、今日の冒頭の引用ですが、果たしてこの一節に何か感じられた方はいらっしゃるでしょうか?
私が感じたことを申し上げますと、

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将棋竜王戦のカンニング問題の話(2)

高校受験や大学受験、あるいは中間テスト、期末テストなど、学生の時に受ける試験というのは、記憶力を頼りに、すべて自分の力で解かなくてはいけません。試験中に教科書や資料を見てしまったら、それは「カンニング」ということで、厳しく罰せられます。
しかし、社会人になると、本や資料を一切見てはいけない、完全に自分の記憶だけで解決しないといけない場面というのは極めて少なくなります。社会人でも、昇進試験や資格試験などを受験する人もいるでしょうが、日常的な業務においては、何を調べても、何を見てもいい。いわば、「カンニング自由」が社会人のルールです。
学生の頃は、「カンニングしたい!」という衝動にとらわれたのに、社会人になったとたん、それを忘れてしまいます。
「なんで業務マニュアル読んでないんだ!」
「こんな基本的なこと、本で調べておけよ!」
「昨日配った資料、全然読んでないじゃないか!」
「わからなければ、まずGoogleで検索しろよ!」
と、マニュアル、本や資料、ウェブサイトなどに目を通していないせいで、こっぴどく叱られたという経験は、誰でもあると思います。
社会人は、「カンニング自由」!この素晴らしい特権を、私たちはもっと活かすべきではないでしょうか。

皆様こんにちは。
早く更新したいと思っていましたが、仕事他いろいろの事情で、あいにく中5日経ってしまいました。
今日は、前回の竜王戦カンニング疑惑についての続きなのですが、冒頭は以前にも別の本から引用した、精神科医の樺沢紫苑さんの本からの引用です。

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将棋竜王戦のカンニング問題の話(1)

皆様こんにちは。
東京はだいぶ天候が安定してきましたが、いよいよ肌寒くなってきましたね。

今日は珍しく(というか、本ブログでは初めての)将棋に関する話題。
私自身はルールは知っていて簡単な詰将棋なら解けるという程度で、趣味のレベルですらありませんが…
ただ、毎回というわけではありませんが、EテレのNHK杯を(特に有名な棋士が出るときは)見ます。

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シンポジウム「我が国のレーダ雨量計研究開発50年の歩み」に参加してきました!

皆様こんにちは。
今度は、鳥取で地震がありました。
日本という国、いつどこで自然災害が起こるかわからない国土特性であることは、これまで何度も述べてきました。
個人レベルでできる必要最低限の備えは、欠かさないようにしましょうね。

それで、今日はその自然災害に関連した話題ということで。
タイトルの通り、去る10/18は、土木学会のレーダ雨量計に関するシンポジウムに参加してきました。

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速聴の勧め

皆様こんにちは。

このブログ、今年に入ってから色々な話題を取り上げるようになりました。
それで、タイトルが徐々に長くなる傾向にあったので、今日はたった5文字のタイトルで個人的に何となく違和感を感じますw
そして、自己啓発に関する話題も、これまた結構久しぶりな気がします。

この「速聴」という言葉。

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千代田区の街路樹問題について

1998年の長野オリンピックの時の話です。

何しろオリンピックですから、観戦客やら報道陣やらたくさんの人たちが、どっと長野に押し寄せました。
長野での主な移動手段はタクシーです。
地元のタクシー会社は、あっという間に予約で満杯に。
どのタクシー会社のタクシーも「貸し切り状態」になったのです。

そんな状況の中、たった1社だけ「貸し切りお断り」をつらぬいたタクシー会社がありました。
長野市に本社を持つ「中央タクシー株式会社」です。
当初は、同社も貸し切り予約を受けていたそうです。
しかし、ひとりの社員がこんなことを言ったのです。

「オリンピックの大会中、いつもうちのタクシーで病院に通っている、あのおばあちゃんはどうするんだろう?」

その言葉がきっかけになり、社員たちの間で「いつも自分たちのタクシーを使ってくれている地元住民の足を守らないでよいのか?」という議論が起こります。
それを受けて、経営者は、「オリンピック期間中も、貸し切りを断って通常営業を続ける」という決定をしたのです。
もちろん、こんな英断を下したのは中央タクシーだけ。
他社は期間中、いつもの3倍を売り上げました。
期間中は、まさに中央タクシーだけが「一人負け」。

でも、オリンピックはあっという間に終わります。
オリンピック特需に沸いたタクシー会社は、その閉幕とともにお客を失いました。
一方、地元の人たちの足を守り抜いた中央タクシーだけは、オリンピックが終わってもビクともしませんでした。
いや、それどころか、オリンピックの前までは他社のタクシーを使っていた地元民たちまでも、中央タクシーに乗ってくれるようになったのです。

皆様こんにちは。
都内の停電、かなり凄かったようですね。
実名登録のFBにも書いていますが、幸い 、私の勤務先は大きな影響はありませんでした。
日本の首都にしてオリンピックを4年後に控える都市としての課題は、このような状況下での混乱をいかにして早く収束させるか、ということにありますね。

ですが、この停電の話はまたブログに書く時間があれば、ということにしまして、今日はその東京オリンピックに伴う整備・開発の話題。

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【参加報告】 Taiwan is not Chinese Taipei! 2020東京五輪「台湾」正名集会

皆様こんにちは。
一気に冷えてきたせいか、私はここ1,2週間くらい、体調がやや不安定です。
年度末繁忙期に向けて、肉体・頭脳・精神をバランス良く整え、鍛えておくことが大事です。
このブログをお読みの皆様方も、お気をつけてお過ごしくださいね。

以下、本題。
一昨日(10/10)は、都内文京区民センターで行われた、Taiwan is not Chinese Taipei! 2020東京五輪「台湾」正名集会に参加してきました。

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大隅良典栄誉教授のノーベル賞受賞に思うこと

皆様こんにちは。
前回の冒頭で申し上げたとおり、今日はこの話題。
ノーベル医学賞 大隅氏
細胞の自食作用解明
オートファジー がん発症と関連
スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学・生理学賞を、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにし、医学や生物学の進歩に大きく貢献した功績が評価された。
(10/4産経新聞1面より)

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「真正日本人を自負する方にこそ、『多様性(diversity)』の大切さを考えてほしい」という話

皆様こんにちは。今年もノーベル賞の受賞者が出ました。
大隅良典栄誉教授、これまでの受賞者に負けず劣らず素晴らしい方ですね。
このブログで理系脳とか思いっきりアピールしている人間としても、早くこの話題は記事起こしをしたいのですが、これは次のエントリに回します。

本題は久しぶりに、そこそこ本気度高めな言論系の話題。

まずは、こちらの記事をお読みください。

今日はタイトルの通り、このリンク先の記事を逆からとらえた話です。

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『月刊Hanada』10月号 今こそ「新日本列島改造論」より(3)

過去2回のエントリの続きです。
前回の最後は、「日本が一人負けの様相を呈している」原因の一つとして、「財政の削減」に関して言及された部分を引用しました。
今回は、もう一つの理由に関する箇所から。
先に申し上げてしまいますと、本エントリはこの部分が話の9割以上です。

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