アパホテル「南京大虐殺否定本」の一件を考える(2)

最速で答えにたどり着くために「まず」必要なこと。それは、「正しい情報」をインプットすることです。インプットが間違っていると、結局、すごろくで言う「振り出しに戻る」状態で、正しい事実を捉えるところからやり直さなければならなくなります。
最近は「今は正解のない時代だ。だから自分の頭で考えよう」ということがよく言われますが、自分の頭で考える前に絶対に必要なのが、事実を正しく把握することです。事実を間違って捉えたままの状態でいくら考えても、それは結果的に考えたことにはなりません。

皆様こんばんは。ピースです。
もう少しで3月ということで、昼間は若干暖かい日も出てきましたね。
でも、夜は相変わらず冷えますので、やはり体調には十分気を付けましょうね。

本題は、前回の続きです。

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アパホテル「南京大虐殺否定本」の一件を考える(1)

信念や深い信条を曲げることはない。ただ新しい考え方に心を開くだけでいい。そうすれば、自分とちがう考え方を排斥しようとするストレスが軽くなる。この練習は新しい興味を抱かせるだけではなく、他人の無邪気さを見る練習、自分に忍耐力をつける練習にもなる。
自分とちがう考え方に一つの論理を見いだそうとつとめることで思慮深くもなれる。私と妻は、アメリカのもっとも保守寄りの新聞ともっともリベラルな新聞を購読している。どちらも私たちの視点を広げてくれている。

皆様こんにちは。ピースです。
2月も後半に差し掛かりました。
少しずつ寒さが和らいでくるかと思えば、一昨日の東京は冷たい雨でしたね。
こちらも変わらずきつい時期ですが、もうひと踏ん張りです。

さて、本日はこちらでお話しておりました、アパホテルの一件についてです。

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新年の挨拶、そして思うこと(平成29年)

私が育った家には歌謡曲のレコードがたくさんありました。両親はけっして歌をうたいませんでしたけれど、聞くのは好きだったようで、よくレコードをかけていました。それをそばで聞いていた私も自然に歌を覚えてしまいました。
そうして覚えた当初の歌謡曲を思い出してみても、「戦前の日本は暗かった」というのはアホじゃないかと思えてきます。
例えば門田ゆたか作詞の「東京ラプソディー」。

花咲き花散る宵も
銀座の柳の下で
待つは君ひとり 君ひとり
逢えば行く 喫茶店(ティールーム)
楽し都 恋の都
夢の楽園(パラダイス)よ 花の東京
これが2・26事件が起こった年、昭和11年の歌です。この歌のどこが暗いというのですか。

こうした事実から私は、戦後の進歩的文化人の吹聴してきた「戦前暗黒史観」はウソだと直感しました。今では彼らのデマも次第にバレてきましたが、これまでは戦前は冷や飯を食わされていた人やその弟子たちが「日本は悪い国だった」という東京裁判史観を日本中にバラまいてきたのです。公職追放令のおかげで戦後世界に凱旋してきた人や、その弟子たちが大学や、岩波書店、朝日新聞、NHKといったジャーナリズムで重要な地位を占めてきたのも見逃すことの出来ない事実です。
しかし私は佐々木邦の小説を読んでいましたから、そんなでたらめには惑わされることはありませんでした。当時の歌謡曲を思い出しながら自分の頭で考えてきましたから、彼らに洗脳されることもありませんでした。
こういうところにも「読書の力」があるように思います。

(渡部昇一『知的読書の技術』より)

若干遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。ピースです。
こちらは本日が仕事始めです。
ブログ読者の皆様方には、昨年は大変お世話になりました。

さて、本年1発目の記事に何を書くかということで、結構悩んでいましたが、
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あまりにもふざけきっているとしか思えない流行語大賞の選考

皆様こんにちは。ピースです。
今日は早速本題。
それも、タイトルだけで、もう言いたいことをここまでド直球に言った書き方は、このブログでは非常に珍しいと思います。

というわけで、流行語大賞、特にその中心は「保育園落ちた日本死ね」という言葉に関する話です。

このブログは大体、世間(ネット含む)で大きな話題になったことは、早くても1週間くらい経ってから取り上げるスタイルでやってきていますので、もうあちこちで散々言われてきたことですね。
ですが、私も改めて、こちらで言わせてもらいます。

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内向型人間とネット

じつのところ、研究によれば、内向型の人々は外向型の人々よりも、オンライン上で親や友人が読んだら驚くようなことまであきらかにし、「本当の自分」をさらけ出し、オンラインの会話により多くの時間を割くことがわかっている。
彼らはデジタルコミュニケーションの機会を歓迎する。200人収容の講義室では絶対に手を挙げて発言しない人が、ブログではためらいなく2000人はおろか200万人を相手に語っていたりする。初対面の人に挨拶するのもままならない人が、オンライン上では生き生きと自分をアピールし、その関係を現実世界にまで広げたりもする。

皆様こんにちは。ピースです。
11月になり、本格的に冷えるようになりましたね。
私にとっては2度目の年度末繁忙期に向けて、少しでもより良い成果を上げるための準備期間です。

さて、今日の冒頭の引用ですが、果たしてこの一節に何か感じられた方はいらっしゃるでしょうか?
私が感じたことを申し上げますと、

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「真正日本人を自負する方にこそ、『多様性(diversity)』の大切さを考えてほしい」という話

皆様こんにちは。今年もノーベル賞の受賞者が出ました。
大隅良典栄誉教授、これまでの受賞者に負けず劣らず素晴らしい方ですね。
このブログで理系脳とか思いっきりアピールしている人間としても、早くこの話題は記事起こしをしたいのですが、これは次のエントリに回します。

本題は久しぶりに、そこそこ本気度高めな言論系の話題。

まずは、こちらの記事をお読みください。

今日はタイトルの通り、このリンク先の記事を逆からとらえた話です。

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Facebookページ開設のお知らせ、ついでに情報発信のあり方について(2)


急激に普及したブログは、まさに公開手帳、公開日記と言えます。こういうものを利用していくと、楽しみながら”書く力”をつけられます。
書く力をトレーニングするには、大きな楽しみを見つけるべきです。
それを私は、他の人に開かれた場でやることを勧めたいのです。すると、モチベーションが持続するからです。メール、ブログ、メルマガ、ネット販売やホームページなどでこれらのことが可能になったのは、とてもありがたいことに思います。
ただし、必ず自分の名で発信するようにしましょう。匿名で掲示板に書き込む人は、特に日本には多いのですが、安易なはけ口を求めることでは、本当の力はつきません。


皆様お疲れ様です。
昨日、帰省から戻ってきました。
台風が来ていたようで、どうなるかと思いましたが、飛行機もほぼ予定通り発着しました。
今年はオリンピックも高校野球も、とても熱い戦いが続いていますね。

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18歳選挙権(2)ー「選挙権」に対応する「義務」とは

皆様こんにちは。
前回の終わりの感じから、もっと早く更新するだろうという雰囲気が見えていたかもしれませんが、投票日前日の滑り込み更新になりました。

もう明日に投票が控えていますが、このブログをお読みの皆様に、お願い2つ。
丸々前回のコピペですが、超重要事項だと考えていますので、もう一度書きます。

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「慣性の法則」―政局の捉え方編

皆様こんにちは。夏が近づいてきた感じがしますね。

地震のことを一通り文章にし終えましたので、
今日はその前に投稿したこちらの記事について、また別の切り口からふれてみたいと思います。
ですが、本記事については、リンク先の引用元である児玉さんの本の文章はほぼ関係ありません。
と言うか、はっきり言って、独自考察です。

今でこそ、このブログでは大分いろいろな話題を取り上げるようになりましたが、私がこのブログを開設して2,3年くらいの間は、書いていた内容のほとんどが政治や言論に関するものでした。

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