令和元年台風19号の被害を通して、気候変動と相次ぐ水害への対応を考える(2)「真の国土強靭化」へ、ハードとソフトの両面から

皆様おはようございます。ピースです。
11月も、もう下旬となりました。
寒くなってきたので、体調には十分お気をつけてお過ごしください。

そして、平成31年-令和元年ももうあと40日足らずとなりました。
いよいよ12月~来年3月の繁忙期に入りますし、私自身も頑張りどころです。

本題は、台風19号および豪雨対策のお話

令和元年台風19号の被害を通して、気候変動と相次ぐ水害への対応を考える(1)-はじめに、新天皇陛下のエピソードから


の続き。
10/14産経2面「主張」より。

【主張】台風19号 真の国土強靱化に全力を
大型で強い台風19号は日本列島の広範囲に強風を吹かせ、大雨を降らせた。千曲川や多摩川といった1級河川などが氾濫し、濁流で民家や周辺道路が冠水した。
多くの死傷者や行方不明者も出ている。洪水で孤立したままの住民の姿もある。まず救命、救出活動や復旧作業に全力を尽くしてほしい。
千葉県内などに大きな被害をもたらした台風15号の復旧作業さえ進まぬ中での被災である。毎年のように雨風による被災が続いており、改めて自然の猛威の恐ろしさを知る。明らかに台風の大型化、凶暴化は進んでおり、被害は深刻化している。この傾向は今後も続くのだろう。
国や自治体は、これに対処すべく、河川の管理を含む真の国土強靱(きょうじん)化を急がなくてはならない。企業や学校もそれぞれの備えに万全を期し、各家庭も居住地の特性を把握し、平素から災害への対応を話し合っておく必要がある。
台風19号で気象庁は9日、いち早く会見を開き「最大級の警戒」を呼びかけていた。接近、上陸に伴っては、広範囲な自治体に向けて大雨特別警報を発表した。
大雨・洪水の警戒レベルで最高の5に相当し、最大級の避難を求めたものである。多くの自治体は避難所の開設を早め、職員らが対応にあたった。十分ではないが、過去の教訓は徐々に生かされている。
鉄道をはじめとする交通機関はいち早く計画運休を発表し、混乱を最小限に抑えた。ただしこれは、通勤通学客が少ない週末だったためでもある。
平日の混乱を防ぐためには、交通事業者任せではなく企業や学校が計画休業、計画休校で協力する必要がある。それが社員や顧客、生徒を守ることにもつながる。安全重視こそが時代に求められた課題である。
週末の多くのイベントも早めに中止の決定が下された。開催中のラグビーのワールドカップも、3試合が中止となった。岩手県の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで行われるはずだったナミビア-カナダ戦がその一つである。
東日本大震災で被災し、復興の夢を背負って新設された競技場の晴れ舞台に、ボランティアを含む多くの市民が努力を重ねてきた。中止の決定はやむを得ないが、ラグビー界は何らかの代案を練り、釜石の思いに応えてほしい。

「真の国土強靱化」という割には、ダムや堤防、遊水地などの「施設の新設や強化」に関する言及はほとんどなく、もっぱら住民の避難行動や公共施設管理者の事前防災行動などの「ソフト対策」に重きを置いた記述になっていますね。
この「ソフト対策」の前提にあるものは、何よりも「国民ひとりひとりの意識強化」であることは言うまでもありません。

ここで、もちろん、
・財務省のお役人さんの問題
・民主党政権の事業仕分けによってできてしまい、今なお残っている問題
については多くの方が色々と言及されていますし、私自身もそれについて取り上げたい話は多々あります。
が、そういう問題で「公共事業費が削られる」というのは、どちらかというと、上記の施設の新設や強化、つまり「ハード対策」に大きな影響が及ぶところです。
そして、この「令和元年台風19号の被害を通して、気候変動と相次ぐ豪雨への対応を」シリーズでは、ハード対策のことについても、もちろん取り上げる予定です。

しかし、一方で、
「仮に公共事業費がここまで削減されていなかったら、今頃ソフト対策なんて考えずハード対策だけで良くなっていたのか?」
と聞かれたら、皆様はどうお考えになりますか?

私は、「『考えなくて良くなっていた』などということは、絶対にない」と答えます。
そう考える理由についても次回以降掘り下げますが、程度差の問題だけで、どちらも重要であるのは変わりない、ということですね。

まあ、まだ色々と伏せているというか、私自身も整理ができていない話題が多いですが…
「公共事業」とか「土木」といっても、工事ばかりではなく、こういう視点からの仕事もある(し、私もそのごく一部ではあるものの従事している分野もある)ことも、このブログをお読みの皆様方には、是非頭の片隅に置いておいていただければと思います。

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以前取り上げた水害への「ハード対策」と「ソフト対策」についてのお話は、こちらへ。

「水防災意識社会再構築ビジョン」に関する個人的解釈(2)-ハード対策

「水防災意識社会再構築ビジョン」に関する個人的解釈(3)-ソフト対策


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ちなみに私は紙の本を買って、会社に置いていますw
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