皆様こんにちは。
今度は、鳥取で地震がありました。
日本という国、いつどこで自然災害が起こるかわからない国土特性であることは、これまで何度も述べてきました。
個人レベルでできる必要最低限の備えは、欠かさないようにしましょうね。
それで、今日はその自然災害に関連した話題ということで。
タイトルの通り、去る10/18は、土木学会のレーダ雨量計に関するシンポジウムに参加してきました。
1998年の長野オリンピックの時の話です。何しろオリンピックですから、観戦客やら報道陣やらたくさんの人たちが、どっと長野に押し寄せました。長野での主な移動手段はタクシーです。地元のタクシー会社は、あっという間に予約で満杯に。どのタクシー会社のタクシーも「貸し切り状態」になったのです。そんな状況の中、たった1社だけ「貸し切りお断り」をつらぬいたタクシー会社がありました。長野市に本社を持つ「中央タクシー株式会社」です。当初は、同社も貸し切り予約を受けていたそうです。しかし、ひとりの社員がこんなことを言ったのです。「オリンピックの大会中、いつもうちのタクシーで病院に通っている、あのおばあちゃんはどうするんだろう?」その言葉がきっかけになり、社員たちの間で「いつも自分たちのタクシーを使ってくれている地元住民の足を守らないでよいのか?」という議論が起こります。それを受けて、経営者は、「オリンピック期間中も、貸し切りを断って通常営業を続ける」という決定をしたのです。もちろん、こんな英断を下したのは中央タクシーだけ。他社は期間中、いつもの3倍を売り上げました。期間中は、まさに中央タクシーだけが「一人負け」。でも、オリンピックはあっという間に終わります。オリンピック特需に沸いたタクシー会社は、その閉幕とともにお客を失いました。一方、地元の人たちの足を守り抜いた中央タクシーだけは、オリンピックが終わってもビクともしませんでした。いや、それどころか、オリンピックの前までは他社のタクシーを使っていた地元民たちまでも、中央タクシーに乗ってくれるようになったのです。
“【参加報告】 Taiwan is not Chinese Taipei! 2020東京五輪「台湾」正名集会” の続きを読む
ノーベル医学賞 大隅氏細胞の自食作用解明オートファジー がん発症と関連スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学・生理学賞を、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにし、医学や生物学の進歩に大きく貢献した功績が評価された。(10/4産経新聞1面より)