大分暑く感じるようになってきましたね。
気候の急変する時期、体調にはくれぐれも気を付けていきましょう!
さて、今日の本題は、前回に引き続いて、情報技術に関連する話題です。
題材として引用するのは、タイトルに書いている通り『土木学会誌5月号(第102巻第5号)』です。
(実は、専門の話題で本格的に複数のエントリにわたって文章を書くのも、今年に入ってからは初めてなんですよね…w)
さて、今日の本題は、前回に引き続いて、情報技術に関連する話題です。
題材として引用するのは、タイトルに書いている通り『土木学会誌5月号(第102巻第5号)』です。
(実は、専門の話題で本格的に複数のエントリにわたって文章を書くのも、今年に入ってからは初めてなんですよね…w)
で、今日は半分趣味的ですが、それにも多少関連したお話。
年度の変わり目前後に何度か受験する(した)と申し上げていた、基本情報技術者試験についてです。
本日正午の合格発表で、無事自分の番号を確認できましたので、タイトルどおり私の勉強方法と、試験を終えて考えたことを書いてみたいと思います。
私が受験したときの問題は、平成29年春期の「基本情報技術者試験(FE)」です。
最初にお断りしておきます。
ITパスポート(iパス)の受験報告のときにも申し上げたとおり、私はITが専門ではないものの、プログラミングは数値解析用にそこそこやっている人間です。
なので、大変申し訳ありませんが「数学の知識ゼロだけど午後問8以降の勉強法を知りたい」と思ってこのエントリにいらっしゃった方は、他のページをあたるなり、ご自身で参考書を買うなりされてください。
まずは、基本情報技術者ドットコムを参考にされるといいと思います。
さて、今日の本題はタイトル通りですが、5/9の産経新聞8面からの引用です。
(この話題も、事件発生時にはなるべく早く触れたいと思っていたのですが…)
・「Whyを5回」
超有名で知っている人が多いにもかかわらず、実際に使っている人が少ないフレームワークです。ほとんどの人が、目に見えている表層的な事象に対して、Why-Why-Whyと深堀りをせずに表層的なアクションを決めてしまっています。コストを削減せよ、と言われたときにオフィスの電気を節電する、とすぐに言ってしまうのがこのパターンです。大抵、目に見えている事象は表層レベルのことです。その段階でアクションを決めてしまっては、表層部分のアクションにしかなりません。深層にまでたどり着いたアクションこそが、最大の成果をもたらします。
なぜ電力は東日本は50Hzで西日本は60Hzなのか?
(→東日本と西日本で別々の会社が電力事業を始めた際、異なる基準を採用した。それが後に統一されたため)なぜオーストラリアの首都はキャンベラなのか?
(→シドニーとメルボルンが首都の座を争い、その結果中間地点にあるキャンベラに首都を置くことになった)これらの質問に対する答えは、見ればなんとなく納得して終わってしまっていますが、実は単なる言葉の置き換えである「言い換え型」であったり、それ以上「なぜ?」の突っ込みようがない「そう定義されているから」といった「起源説明型」であることが非常に多いのです。つまりWhy一回型であり、What型と同じだということです。
逆に言えば、なぜを一回で終わらせずに、これらの例で言えば、なぜ「東日本と西日本で別の会社が事業を始めたのか?」、なぜ「シドニーとメルボルンが争ったのか?」というふうに「なぜ?」をさらに繰り返していくことにより、テーマによっては単なる事実という「点」が、因果関係という「線」になっていく可能性もいくらでもあります。そうすれば、こうした因果関係の「線」というのは、たとえば他の世界でも同様の事例があったときに応用が利くようになるのです。
ここまで読み終えた方は、なぜ「『なぜ』は5回繰り返さなければならないのか?」の意味をおぼろげながら思い浮かべることができるのではないかと思います。Why型思考の世界を本当の意味で堪能するためには扉を何枚も開ける必要があるのです。
皆様こんにちは。ピースです。
皆様こんにちは。ピースです。
休日とはいえ、珍しく朝の更新でビックリされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
プライベートで面倒なことや気分の悪くなるような話ばかりで少しばかりふさぎ込んでいましたが、ようやくだいぶ落ち着いてきました。
前回お話したとおり、連休は特に旅行の予定等もないので、自宅で掃除、そして積んでいる本を片付けながら、このブログの記事起こしも少しずつやっていきたいと思います。
さて、本日は憲法記念日です。
私は理解力とは「抽象化能力」のことだと考えます。噛み砕けば、「知らないものを見て、自分がすでに知っている知識のパターンを照らし合わせて、同じパターンを見いだせる能力」です。たとえば、日本ではあまり見ないグアバやパッションフルーツが目の前にあったとします。あなたの知識のなかに、これらの果物のビジュアルがなければ、「グアバがある」と認識できないでしょう。しかし、自分の知識の中の果物と照らし合わせて「これは何かの果物だな」と認識することはできます。これが「抽象化能力」です。たとえば、「キリスト教徒イスラム教、どちらが優れているか」という論争があったときに、「どちらも宗教じゃないか。それぞれの教義に立ち返れば、争う必要なんかないはずだ」と考えられる力。これも抽象化能力です。つまり、抽象化能力とは、一般的な視点(抽象度)より高い視点(抽象度)でものごとを見ることで、知らなかったことと持っている知識の共通項を見出して、その共通項でくくることが出来る能力のことです。
クルマ雑誌の読者とは、いったい誰なのでしょうか?「うーん、クルマが好きな人やクルマの購入を考えている人なんじゃないの」と答えたあなた―間違いではありませんが、残念ながら正解ともいえません。ここで、クルマ雑誌の読者例を挙げてみましょう。●クルマの購入を検討している人/ドライブ好きな人/スポーツカー愛好家/旧車愛好家/バン(ワンボックスカー)愛好家/軽自動車愛好家/4WD愛好家/トラック愛好家/バス愛好家/クルマの外装や内装をドレスアップするのが好きな人/DIY愛好家/カーグッズ愛好家/ガレージにこだわる人/走り屋(速く走るのが好きな人)/カーオーディオ愛好家/自動車レースファン/エコカーが好きな人/ベンツのオーナー/BMWのオーナー/MINIのオーナー/アメ車のオーナー など勘のいい方は、もうお気づきでしょう。50誌以上あるクルマ雑誌の読者は、それぞれ違うのです。この事実が意味するところについて、よく考えなくてはいけません。(山口拓朗『書かずに文章がうまくなるトレーニング』より、原文は縦書き漢数字)