百田尚樹氏講演会中止の一件について

皆様おはようございます。ピースです。
今日はまた珍しく、朝の更新。

まずは、日頃ブログサークルからいらっしゃっている皆様にお礼。
私の主催する、「理系ブロガー」サークルの参加者が、50名を越えました!
まあ、私も思いっきり理系脳な人間で、文章を書くことには学生の頃から苦手意識を持っていました(というか、正直なところ、今でも持っています)が、そんな私がこんなブログをやっているのですから、人間どう変わるかは分からないものですねw

で、前回までの技術者らしさ全開なシリーズを締めたというところで、今回は思いっきり文系な話題です。


まあ、政治・社会・言論系からこのブログにいらっしゃっている皆様は、記事タイトルだけで私が何を申し上げたいかはお分かりかもしれませんが、以下は6/6産経新聞3面より。

一橋大学学園祭 百田尚樹さん講演会 圧力で中止
「言論弾圧、愚かだ」
百田さん「差別発言のレッテル」

一橋大の学園祭「KODAIRA祭」で予定されていた作家、百田尚樹さん(61)の講演会が、反対運動で中止に追い込まれたことが波紋を呼んでいる。一部団体の強硬な中止要請が影響したとみられ、識者からは「言論の自由や大学の自治が失われた」と批判が上がった。
同祭は10、11日の両日に開催予定で、講演会は10日のイベントとして、学生によって組織された同祭実行委員会が企画。テーマは「現代社会におけるマスコミの新しいあり方」だった。
同大関係者によると、数カ月前から、同大の学生らでつくる反レイシズム情報センター(ARIC)などが「百田氏の発言に特定民族への差別がある」と主張して講演会の中止を要求するなどした。
同大の一部教員からも中止を求める声が出ていたという。
(中略)
講演会中止問題で百田さんは5日、産経新聞の取材に応じ、「百田尚樹という、自分たちが気に入らない人物に話をさせないことが目的になっている。言論弾圧以外の何ものでもない」などと自身の見解を語った。

…はい。
結論から申し上げますと、私はこの百田氏によるご自身の見解は、何も間違っていないと考えます。

そして、この講演を中止に追い込んだ連中がやっていることは、
安倍首相のアカウントでの「いいね」をしたという件の時に、「『うちらはやりたい放題で政権叩きさせてもらうよ。でもうちらが叩かれるのは嫌だよ』というように駄々をこねているにすぎない」と申し上げていた朝日新聞と完全に同じ

です。
あちらにも書きましたが、結局のところは「自分らが気に入らないから」という理由で、こんな風に他人の講演会を中止に追い込むことを正義だと思い込んでいる連中が、一方ではテロ等準備罪(共謀罪)に関していうと「監視社会反対!!」とかいうことを抜かすんですから、私ははっきりいって、「怒りも呆れも通り越して、もう笑っちゃうよなぁ…」と思います。

そして、「特定民族への差別」という言葉について。
自己紹介をはじめとして、これまで度々申し上げてきたことですが
私は「属人的要素」をもって、「人間として優れている/劣っている」という判断をすることは、絶対にやってはいけないと考えています。
というか、流石にこれをやったら、ヘイト認定されるのも致し方ないでしょう。

では、今回予定されていた講演テーマを見てみましょうか。
引用元の記事では、「現代社会におけるマスコミの新しいあり方」となっていますね。
一体全体、これのどこをどう解釈すれば、上述のような「○○国人は人間的に下劣だ」とか、そういう「特定民族への差別」となる内容が含まれると断定できるのでしょうかね?
このARICとかいう団体の構成員の方々に、それを問うてみたいものです。

で、これもやっぱり、私が繰り返し申し上げてきた、また今後も言い続けるであろうことですが、
例えば今回挙げられたキーワードで言えば、「監視」あるいは「言論弾圧」に対する「自由」、「差別」に対する「平等」
あるいは、憲法で使われる単語でいうと「人権」だとか「平和」
などなど、どれも大切にすべき概念であることには違いない
と考えています。

ですが、例えばある組織が、「自分らの認める『自由』に従う者だけがいるのが『自由な社会』で、それに異を唱える奴の創る社会は『監視社会』だ」ということを主張しだしたら、その組織はカルト邪教と何一つ変わりません。
もちろん、これはここで挙げた他のキーワードも、全て同じことがいえます。

というよりは、カルト宗教は大体が「人生の目的」、つまり「個人レベルでの幸福」を利用するのに対して、この方々は「社会全体というレベルでの幸福」を餌にしているわけですから、余計質が悪いとも考えられます。

私は上記のような「大切にすべき概念」こそ、皆で共有するものであって、それを一部の人間・組織の専売特許にしようとする連中は厳しく糾弾されるべきと考えますし、同時に私自身の戒めともしていかねばなりませんね。

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