【参加報告】 黒田裕樹の歴史講座第57回「平安後期の政治史 ~院政と平氏政権」

皆様こんにちは。ピースです。
年末になり、こちらも仕事のみならず私用でも忙しくなってきました。
(といっても、プライベート面については「前エントリでも書いていた通り、このブログで今年中に更新したい話題がたくさんあるのですが、それがなかなかまとまらない」というのも結構大きいかもしれませんが…w)
皆様も、年越しの準備で大変になってくるかと思いますが、重ね重ね体調にお気をつけて。

さて、日曜(12/4)は、黒田裕樹先生の歴史講座に参加してきました。
今回もいつもと同じように、章立てから。

  1. 武士の誕生と院政の成立
  2. 武士団の成長と源氏の躍進
  3. 平氏を栄光へと導いた二つの乱
  4. 平氏政権に秘められていた「大きな欠陥」
  5. 頼朝の台頭と平氏の滅亡
  6. 「戦略」が理解できなかった「戦術」の天才

第55回「奈良・平安前中期の政治史」 のときの参加報告でも、このあたりの時代は「摂関政治による貴族中心の政治が終焉を迎え、院政、そして武家政権が誕生する」という感じで習ったということを触れていたのですが、今回はまさに55回の続きのような内容でしたね。

で、今回はこの講義自体の感想でもあります。
が、この黒田先生の講座、今年に入ってから4回参加しました(前回第56回(9月)の報告は2分割しましたので、エントリ数は5つです)ので、それを通しての感想ともいえることを述べてみたいと思います。

一言で申し上げますと、

「歴史」は暗記科目ではない

ということです。
ただし、これは暗記が不要ということを必ずしも意味するわけではありません。

私はこの歴史講座に初めて参加した第53回の報告で、高校の時には日本史/地理の選択で地理を取っていたという話をしました。
地理はセンター試験レベルでも丸暗記だけで解けるわけではなく、結構理系的な思考能力が問われる問題も多いんです。

一方で、歴史は世界史/日本史ともに、これまではそれに比べると丸暗記で対応できる内容というイメージがあったんですね。
実際問題として、もちろん覚えないといけないこともたくさんあります。
ですから、黒田先生はこの歴史講座について、高校の「日本史B」の範囲で重要となるキーワードは網羅した形にするということを意識されていると仰っています。

だけど、私がこの4回の歴史講座で学んだことは、
出来事の「流れ」とか「因果関係」を把握するということも、歴史を学ぶときには大事だ
ということです。

今回の講座では、日本史上の大きな転換点の一つであった武家政権の興りが取り上げられました。
「因果関係」を把握することが重要となる具体的事例が、その中の4~5で取り上げられた、
平氏は「武士として」の政権のあるべきかたちを知らずに貴族による政治と同じ方法を取ることに固執したため、結果的に貴族と武士の両方から反感を買い、そしてそれが最終的な滅亡のきっかけとなった
という主旨の話でした。

また、当日の配布資料で、5.頼朝の台頭と平氏の滅亡の最後に、
人間は前例のないことに関しては戸惑うとともに、失敗すれば大きく反発するものでもあるということです。わが国ではじめて武家政権を樹立した「開拓者」であった平氏は、それゆえに滅亡するという「悲劇」を経験することになったのですが、彼らの足跡はその後のわが国の繁栄には絶対に欠かすことができません。

わが国の歴史における大きな流れに偉大な功績を残した平氏の生き様を学ぶことで、私たち自身が人生の幅を広げるとともに、次代に未来を託せるような日々を送りたいものですね。

と、書かれています。
これは講座後の感想でも私が述べさせていただいたことですが、私がこのあたりを読んで思い出したのは、
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ (オットー・フォン・ビスマルク)
という言葉です。

そんなこの名言に対する一つの解釈を凝縮した一節が、上で挙げた講座の配布資料からの引用部分になるのではないでしょうか。
(もちろん、これは色々な解釈が出来る言葉で、ネット上でもあちこちで「今の使い方は当時の彼の本意とは違う使い方をされている」とかいうことも言われていますが、そのことはさておいて、ですね)

こちらでほぼ同じことを書きましたが、このブログにいらっしゃっている皆様の中では、「『正解のある問題』だけに強いエリート」に対する反感が強い方が多いと思うんです。
例えば、皆様のほとんどが批判の矛先を向けている外務省・財務省などの役人はほぼ間違いなくこれだという言い方もできますし、名前は挙げませんが外交問題でおかしな主張をして国益を損ねた政治家についても、学歴はいっちょ前という方が多いイメージがありますよね。

そう考えてみると、「歴史に学ぶ」ということは、「単に史実を知るということだけではなくて、それを取り巻く背景や因果関係を掘り下げていくことで、現代に生きる私たちの教訓になる」ということなのでしょうね。
そして、私はそれが、先ほどリンクを貼ったエントリにも書かれている、「応用能力」とか「課題解決能力」の一つの形にもなりうるものと考えています。

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