読書レビューまとめ(38) 令和2年4月29日~5月30日分

皆様お疲れ様です。ピースです。

緊急事態宣言の解除が25日に発表され、新型コロナウイルスの拡大による自粛ムードも、だいぶ緩和されてきました。
経済面からいえば少しずついつも通りの生活に戻ることが理想ですが、他方で「第2波の発生」という怖さもあります。
そんな中で、私自身も今年はこれまでとは違った対応の仕方での業務消化が必要になりそうです。
これからが本番ということで、しっかりと取り組んでいきます!

本題は、この1ヶ月の読書レビューまとめ。

浜田勝義『はじめての人の簿記入門塾』

私自身、周りより若干長く学術の世界にいたので、専門知識はともかく、経理職以外でも業務管理や経営的な視点で必要になる、社会人として最低限必要な「お金の知識」は不足していたのかなあという感じでした。
というわけで、簿記の本を一冊購入してみようと思い、触れたのがこの本です。

類書と事細かに比べているわけではないので優劣は分かりませんが、
・借方/貸方
・仕訳
・貸借対照表、損益計算書
などといった基本中の基本についての解説は全般的にわかりやすくまとまっている一冊なのかなあと思っています。

今のところは一通り読んだだけなので、これから頑張って勉強します!

「理系」と言うと数字に強いというイメージはあるでしょうし、私自身も計算とかは(自分でいうのもだけど^^;;)自信ありますが、「お金」に関する数字を見るのはさほど得意ではないですし、今まで触れる機会が少なかったです。
英語やITと並んで、「会計」も、社会人として最重要な教養の一つですよね。

天野 浩, 福田 大展『天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで』

私にとっては、「これぞ科学者」という感じの基礎研究の功績も魅力的だと思うのですが、他方で私自身が、半分実務者、半分研究職という感じの立ち位置にいるので、実生活に深く関わることをなさっている研究者の方には憧憬の念を抱くことが多々あります(去年のリチウムイオン電池の吉野先生もこれに該当しますね)。

研究者としての苦労、工夫、そしてLEDの物理学的なメカニズムについて、一般の方に向けても可能な限りわかるように書かれており、私がこれまで読破した講談社ブルーバックスの中でも一押しの一冊です。
また、ただディスプレイの小型化とか、色覚障碍者にもやさしい電光板とかだけではなく、「水質浄化」「水処理」への応用についても言及されていたのが面白いと感じました。

最先端の研究と技術的実用性…両者を結びつけるのはかなり大変な仕事ですが、これも私自身に求められていることですので、今後も精進します!

久賀谷 亮『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]――[脳科学×瞑想]聞くだけマインドフルネス入門』

「寝る」とか「休んで遊ぶ」とかだけだと、体の疲れは取れても、「脳の疲れ」は取れた感じがしないということって、私自身もそうですし、よくあるという方もいらっしゃるかと思います。
この本は、脳がエネルギーを浪費する原因となる「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」なる要素に着目し、その活動を抑えるためのマインドフルネスの手法を説明されたものです。
CDはより実践的に、ナレーションの音声を聴きながら瞑想に取り組めるようになっています。

過去のことへのとらわれ、未来への不安、そして他人の心配事と、私達はどうしても「いま、ここ」へ集中する力が削がれやすい環境にいますよね。
そんな中でこそ、読書や運動と並んで、世界中の偉人が習慣にしているとよく言われる「瞑想」に着目し、そして実践を積み重ねたいと感じさせてくれるこの本、ぜひおすすめしたいですね。

私自身も、朝活、あるいは夜活(夕食~寝る前)の瞑想の習慣化により、集中力が高められている感じはあります。
下に併せてリンクを貼っている「世界のエリートが…」の方は、後半は小説調(登場人物はフィクションだけど、取り上げられている研究成果は実際のもの)でその効果をイメージできるようになっていますので、理論面も学びたい人は2冊セットで購入すると良いかと思います。

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