建国から約150年間に書かれた「成功に関する文献」は、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、質素、節制、黄金律など、人間の内面にある人格的なことを成功の条件に挙げている。私はこれを人格主義と名付けた。中でもベンジャミン・フランクリンの自叙伝は圧巻で、特定の原則と習慣を深く内面化させる努力を続けた一人の人間の姿が綴られている。
この人格主義が説いているのは、実りのある人生には、それを支える基本的な原則があり、それらの原則を体得し、自分自身の人格に取り入れ内面化させて初めて、真の成功、永続的な幸福を得られるということである。
ところが、第一次世界大戦が終わるや人格主義は影をひそめ、成功をテーマとした書籍は、いわば個性主義一色になる。成功は、個性、社会的イメージ、態度・行動、スキル、テクニックなどによって、人間関係を円滑にすることから生まれると考えられるようになった。
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しかし、個性をもてはやす数々の「成功に関する文献」では、人を操るテクニック、ひどいときには明らかに騙しのテクニックさえ紹介されていた。相手が自分を好きになるように仕向けたり、自分が欲しいものを得るために、相手の趣味に興味があるかのようなふりをしたり、はたまた高圧的な態度で恐がらせ、人を利用するテクニックである。
皆様お疲れ様です。ピースです。
皆様もそうかもしれませんが、サッカーワールドカップの観戦で寝不足です…
生活のリズムは、何とか正常に保ちたいものです。
さて、本題は伊勢先生の講演会の報告の続き…
“【参加報告】 5/19教育を良くする神奈川県民の会 伊勢雅臣氏講演会「世界が称賛する日本の教育」(2)” の続きを読む