皆様こんにちは。ピースです。
6月になり、暑さ、そして梅雨が近づいているのを感じる気候になりましたね。
体調管理には、くれぐれも気を付けてお過ごしください。
いつもの月初めはスタプラの記録報告ですが、それは次回に回し、今日は令和初、そして5カ月ぶりの読書ログレビューまとめです。
かなり期間が空きましたが、4冊分。
左巻健男『新しい高校化学の教科書』
ある技術資格試験で基礎化学の知識が問われるものを勉強するために、購入しました。
以前、講談社ブルーバックスの「新しい教科書」シリーズは物理もレビューしていましたが、あちらと同じく、(もちろん、義務教育レベルの素養があることは前提となりますが)大学生や社会人が読んでも分かりやすいように書かれていると思います。
数学や物理は大学以降も結構勉強していたので自信あったけど、化学はちょっと…という感じだった私でも、
・高校で学んだ理論化学、無機化学、有機化学
・大学受験では応用問題以外ではあまり見なかった生物化学、環境化学
と、一通りの内容を身につけなおすことができた感じです。「現代人のための」とある通り、やはり日常的な物質や現象との関わりについても深く触れられているのが良いですね。
化学って、土木系だと上下水道や衛生工学系以外ではなかなか馴染みのない分野ですが、私は義務教育の時から研究課題などで簡単な実験や分析と言った感じのことをやるのが好きでした。
亀田潤一郎『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』
多くはないページ数ながらも、お金に関する色々な知恵が書かれている本です。
著者の亀田氏は税理士の方ということで、法人の財政に関するコンサルティングのような感じのことをされているなかで、それを個人のお金の使い方に応用するという視点で書かれています。
表題の答えは、一行で要約すると「お金を大事に扱うのに適しているから」ということになるでしょうか。
「稼ぐ」という単語があるこのタイトルだけだと「収入を増やす」ことに重きを置いている印象ですが、本の中では「支出を減らす」ことについても、というかむしろそちらに重きを置いて書かれている感じです。
お金の管理方法って、人柄が出ますよね…
私も「高くても質の良いもの」を買って大事に使うということを心掛けたいのですが、そのためには今のガサツなところをどうにかしないといけないですね…;
小泉吉宏『ブッタとシッタカブッタ』
久々の読書ログレビューにして、初の4コマ漫画本のレビューです。
「ブッタとシッタカブッタ」は、私が中学生だったときの先生が一部抜粋し紹介していた本ですが、なかなか含蓄のある漫画だと思いました。
「好き/嫌い」という感情の大元にあるもの、そして「存在」というより深入りした哲学的な内容もあります。
「そういう内容はどうも苦手だ」と言う方でも、全体的に「絵が可愛い」と言うことで親しみを持つのにはいいかなと思います。
私も、今になってこういう本を思い出し、そして電子書籍で買ったというのは、それだけ「生きづらさ」を感じているということでもあると思います…
須田 桃子『捏造の科学者 STAP細胞事件』
恐らく皆様の中でもご存じない方はいないだろうというほど、超有名な社会問題になった研究不正を取り扱ったこの一冊。
笹井先生の自殺をはじめとして、どうにも謎が多いままマスコミの報道が収束し始めた印象がありますが、事件の経緯がかなり克明に書かれており、科学者・研究者倫理を考えるに当たって外せない内容も多分に含まれています。
私が大学時代に他学科の友達の話を聞いた感じですが、「生物系のカリキュラムは理工系の中では比較的緩い」という偏見(?)がありました。
もちろん、実際には大学や学科の内容で多種多様ということには違いないですが、特に医学やそれに近い分野は、基礎・臨床いずれにしても、基礎的な理化学の素養と技術力はもちろんのこと、より高度な倫理観も必要で、大変な分野ですよね。「重大な過失」か「捏造、改ざん」か、ということはどこまでも当事者が発信しない限り真実は分からないですが、「技術者」という私の視点からも、データの扱い方の意識を見直す必要があるなと感じさせられます。
実務面でもデータの捏造、改ざんなど社会問題になったものは複数件ありますが、やはり新聞の一面に載るのは大企業の問題ばかりですね。
同様に、研究についても、ノーベル賞受賞が期待されるとか、そういうレベルのものこそ、センセーショナルな問題になりがちです。
私も、他人様の見ていないところで正しい考えを持ち、それに従った行いを貫きとおせるようになるには、まだまだ精進が必要です。
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長財布を使うとお金が貯まるという話は聞いたことがあります。
結局、お金の扱い方の問題なんですね。
人もお金も大事にしてくれる人の元に集まりたがるのでしょう。
>徳浪正樹さん
コメントありがとうございます!
お祝い金などではよく、「額の多少ではなく気持ち」という言い方もされますが、本当に、お金は無駄遣いせず、かといってケチケチするのもよろしくなく、「大切に使う」ことが一番なのでしょうね。