熊本県地震の話題(4)―一番大事な資源、それは何といっても「水」

皆様こんにちは。

なんだかんだで、もう地震発生から1か月になりましたね。
5/14午後4時半現在で、死亡者49人、重傷者357人、避難者10316人(5/15産経新聞1面より)ということで、
まだまだ完全復旧までの道のりは長いものの、個人的には最小限かどうかという数字で収まっているような気がします。
本当に、現場で活動されている方々に感謝です。

さて、本題は4/26産経新聞27面から。


水道復旧…濁る水
地下水豊富な地域 濾過器なく

熊本地震の発生から10日以上が経過したが、水道が復旧しても、熊本県内の一部自治体では濁りが生じて飲めない状況が続いている。熊本県は地下水が豊富で、水道の水源だった地下水が地震で汚濁したことが原因だ。被災地では給水車に長蛇の列ができ、温泉施設は被災者らが殺到。震度7が2回発生した想定外の地震は「火の国」の水事情を一変させた。

最大震度7の地震が2度襲ったことで地盤が激しく揺すられ、地下の水質に濁りが生じた可能性があるという。
熊本市周辺の自治体では、水道の水源を100%地下水でまかなっている。通常は濾過器なしの塩素処理だけで配水しているため、濁った水が濾過されず配水されているという。
熊本県によると、阿蘇山麓の地下水が豊富で、戦国武将・加藤清正が熊本城周辺に水田を整備したことで雨水が地下にたまり、広大な地下水脈が形成された歴史的経緯がある。熊本市上下水道局の担当者は「地下水は地震に強いという自負を持っていたので、濁りが生じたことは大変ショック」と驚きを隠せない。


もうタイトルで書いた通りではあるのですが、水は人間活動において、一番大事な資源です。
よく、今は「石油」を巡って戦争が起きる時代だとか言われて、イスラム圏ではISISとかいうお騒がせな連中が昨年の始めごろに出てきましたが、
近々、その石油のように、その争いが起こるようになるだろうという資源は、「水」なんですよね。
日本のように水道水がそのまま飲めるというだけでも、結構ありがたいことというのは、海外経験のある方は結構感じていらっしゃると思います。

その日本も、水資源は一見雨が多くて豊富なように見えますが、

さて、地下水というと、前回お話しした「地盤」の話とも深く関連するわけですが、
実際、今の課題・問題についても、前回の内容と重なる部分があるんです。

つまり、
「地表面の水の流れについては、洪水前後の現地調査や数値シミュレーションとかで色々研究されているのですが、
地下水の動きに関しては、水文・水理学上での重要性が高いテーマであるにもかかわらず、今一つよく知られていない」
ということです。

詳細は伏せておきますが、私も今、また別の地域で、地下水に関するある研究プロジェクトに携わっています。
ただ、その中でも、河川とかの解析に比べて、結構「えいやっ」と仮定しなければならない部分が多いんですよ。
(だからこそ、面白い分野でもあります。)

産経のこの記事を読むと、本当に、こういう歴史的背景があって、飲み水として利用できるほどの地下水脈があるというのもびっくりでしたが、
その分だけ「濾過されていないことによる濁りの発生」ということで受けたダメージも大きいですね。
やはり、この地震の影響を受けて、今後の水利用に関する具体的提案の方向性も、大きく変えさせられることになるのでしょうね。

ということで、地震の話題については、本記事で一旦切り上げとします。
また、何かあとから記事にしたい話題ができたら、同カテゴリに登録して書くことになるかもしれません。

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