熊本県地震の話題(3)―地盤に関する話を、私の経験談も交えつつ…

皆様お疲れ様です。
私はここ最近、色々と気がはやっていて、寝つきがよくありません。
実は、その「色々」の一つに、「このブログに書きたい題材はいっぱい見つかっているのに、なかなか文章にできない」というのも含まれているのですが…w

さて、今日は4/25産経新聞22面から。


軟弱地盤 被害を拡大

熊本地震で2度の震度7を観測した熊本県益城町で、河川周辺の軟弱な堆積物や盛り土が、局地的に大きな家屋被害をもたらした可能性があることが24日、大阪市立大の宮野道夫特任教授(地域防災)らの調査で分かった。熊本地震と同じ内陸部での直下型地震で、帯状の場所「震災の帯」に多くの被害が発生した阪神大震災と異なり、甚大な被害がより局地的に発生したことも確認された。

木山地区で家屋が全壊した場所は、町を流れる秋津川の支流に集中した。支流の幅は現在約1メートルだが、宮野氏は、「以前はもう少し幅が広かった」と推測。川の土が堆積した場所や人工的に盛り上がった場所は、地盤が軟弱で地震動を増幅しやすい特性があるといい、同地区での建物の崩壊は地盤の軟弱さが大きく影響した可能性がある。

ここでは、こういう話題から入ってみようかと思います。

カタカナで「インフラ」って書くと、日本語にすれば、一般的には「産業基盤」とか「社会基盤」という意味になります。
(この言葉は、本ブログのメイン記事で強調している箇所にも利用しています)

ですが、”infrastructure“という言葉は、
訳語として「下部構造」っていうのもあるんですよね。
その対義語は、”superstructure“。
つまり、「上部構造」です。

で、前回のお話は、「建物の耐震化」からハード対策・ソフト対策という話題に持っていきました。
建物の耐震化とか、あるいは構造という話は、「基盤」という意味での「インフラ」を構成するものの一つではあるのですが、
ここで述べた分類としては「上部構造」の話なわけです。

じゃあ、それに対応する「下部構造」とは何ぞや?というと、
まさに、ここで話題になっている「地盤」ですよ。

で、この記事を読んで私が思ったのは、こういうことです。
私も「土木系技術者」ということで、大学学部くらいのころは、分野を細かく分ければ(構造、材料、計画などなど)色々勉強してきたわけですが、
これだけものすごく広い分野が「土木」という2文字で表されていることを考えても、
その中で一番、土木工学系に独特だと思う細分野は「土質」、あるいは「地盤」なんです。

ただ一方で、この「土質工学」とか「地盤工学」とかっていうのは、
なかなか、ほかの分野をやっている人間(ちなみに、私は大学では水理学(流体力学)とか環境物理とかを主に勉強して、今は河川を専門としています)からみると、結構現場でどういうことをやっているのかがイメージしづらい分野だと思います。

私は学生の時には、模型実験(土の締固め、液状化の再現など)もやった経験があります。
そして、インターンシップで官庁の研究所的なところに研修に行ったときは、地震ではありませんが環境調査での振動試験とかもやりました。

でも、土質とか地質に関しては、問題の中身が現場の数だけありますし、
それにもかかわらず、どんな調査や施工がなされているかは、
「建物などの上部構造」に関するそれに比べると分かり難いわけです。

ということで、いつもより中途半端な文章ではありますが、
「『軟弱地盤』という特性を持った現場に対してどう対処するか」というのが、
また一つ、これから学び考える題材になったかなあと思う、というお話でした。

よろしければ、1日1回応援クリックをお願いします。

人気ブログランキングへ

こちらもぜひ、よろしくお願いします。
Facebookページ 「和の心」 ~ とある土木系技術者が綴る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA