「チバニアン」のお話(もう2ヶ月も前のトピックですが…w)

皆様こんにちは。ピースです。

この土日は、大学入試センター試験がありましたね。
私がセンター試験を受験したのも、もう10年以上も前です。
今勉強している、あるいは社会人になってから受かった資格試験も、マークシート形式のものがほとんどです(今は仕事を覚えながら学生時代の総決算をやるという段階なので、そんな感じなんです。記述や論述が中心となる試験は、これから増えてくると思います)が、いずれも時間的にはそんなに余裕のない感じ(情報処理技術者の午前と環境計量士の計量法は、むしろ時間が余るくらいですが)で、あのセンター試験の時間に追われながら問題を解くことに慣れようとしていたあの頃を思い出すんです…

…そんな前置きにも関係して、今日は昨年の自然科学分野での大きなトピックスの一つだった、「チバニアン」のお話を取り上げたいと思います。
タイトル通り、2ヶ月前のトピックになりますが、11/14産経1面より。

地球史「千葉時代」誕生へ

77万~12万6000年前「チバニアン」

地球の歴史で約77万~12万6千年前の年代が「チバニアン」(千葉時代)と命名される見通しになったことが13日、関係者への取材で分かった。この年代の基準地として千葉県の地層を国際学会に申請し命名を目指す日本の研究チームが、競合するイタリアを1次審査で破った。正式決定すれば地質年代に初めて日本の名前が付く快挙となる。

世界標準の一翼担う

地球の歴史をひもとく地質年代に日本の名前が初めて刻まれることが確実になった。欧州を中心に発展してきた地質学で、日本が一つの時代区分の世界標準を担う画期的な出来事だ。
ジュラ紀に繁栄した恐竜が白亜紀末に絶滅したように、地質年代は地球の生物の歩みを理解するうえで欠かせない。過去や将来の気候を探る手掛かりにもなる。その基準地は「地質学のメートル原器」と呼ばれ、世界各地の地層の年代決定で物差しの役割を果たす。
今回の年代が始まるころは現在とよく似た温暖な間氷期で、今後の気候変動を探るうえで注目されており、日本の研究が世界の指標となる意義は大きい。
日本の地質学は昭和4年に京都帝国大の松山基範教授が地磁気の逆転を初めて発見する世界的な業績を挙げた。約77万年前の地磁気の逆転期は松山氏をたたえる名称で呼ばれている。くしくもこの時期に始まる地質年代で日本初の名前が誕生することになる。
新元素「ニホニウム」の発見やノーベル賞の受賞で存在感が高まる日本の基礎科学。今回の成果は、低下が懸念される地学への関心を呼び覚ます契機としても期待される。

ここでは、「自然科学全般」、そしてその中での「地学」という、2つの切り口からお話してみます。

1. 「自然科学全般」から

一昨年のニホニウムと大隅教授のノーベル賞受賞については、本ブログでも取り上げたことがありました。

私は、これらのエントリで、こういうことを申し上げていました。

今は近海のメタンハイドレートとかレアメタルが話題になって、日本も「資源大国」になるポテンシャルは十分あるということも言われていますね。
でも、そういうこととは全く関係なく、これからも「我が国は人材が資源」という言い方はずっとされ続けるでしょう。

「ずっとされ続けるでしょう」という言い方をしているものの、これはあくまで「日本人」の活躍に対してのもので、企業レベルで見ると、特にIT系の分野などは、最近はどうしてもGoogleやAmazonなどといった世界規模の企業に人材を引き抜かれている感じがあるようですね。

「日本は人材が資源の国」
今後こそ、こう言われ続けるようにすることが、難しいけど大事な課題です。
また、私はこの平成30年は、個人レベルではさらなる高みに達し、そして組織レベルでも、こう言われ続けるようになるための地盤固めをすることが重要な年になると考えています。

(もちろん、前回お話した労働に関する問題も、これとつながっています。)

というわけで、まさかいないだろうとは思いますがw、
もし万が一、このブログをお読みで受験生(特に理系の皆様、そして大学だけでなく高校以下、あるいは逆に就職試験(就活)も含めて、ですね)の方がいらっしいましたら、本ブログエントリをもって、応援のメッセージとさせていただきますね。

2. 「地学」という学問分野から

私は一昨年の台風10号(「東北地方に岩手県側から上陸したあの台風」というと、まだ鮮明に記憶のある方もいらっしゃるでしょう)に関して、こんな記事を書いたことがありました。

平成28年台風10号の話題(1)-まずは気象分野から

あちらの文章も、引用してみましょう。

土木工学というと、産業基盤や社会基盤といった基盤、つまりいわゆる「インフラ(infrastructure)」を扱う分野ということがあり、かなりいろいろな他分野との関連性があります。
そして、その中でも特に結びつきが強いのが、地形学、気象学といった、高校の科目でいうと「地学」にあたる分野です。
で、理系の皆様方はほとんどが、物化生の3科目から2科目、その中でも工学系の方はほぼ全員物理と化学を勉強してきたと思います。
実際、私もそうだったわけです。
理科4科目の中でいうと、生物は医学・農学系など知識が必要になる専攻でも、結構大学に入学してからでも勉強できるというイメージがありますし、「専門に入ってからでも勉強できる」という傾向でいうと、地学はもっとそうなんですよね。

地学というと、高校レベルで取り上げられるのは「気象」と「地形・地質」、それに「天文・天体」の3分野というイメージがあります。
最後の「天文・天体」は別として、こちらにも書いた通り、残りの2分野は土木系という立ち位置から見ても密接な関係のある分野です。
実際、私も研究室では地学というか、自然地理というか、そんな分野に近い研究をやっていた時期もありました。

今年は皇紀2678年、西暦で2018年ですが、「人の活動」が絡む時代ということで考えるなら、数十万年~数百万年と、文字通り「桁違い」な時間の幅であることを感じさせられますね(ちなみに、産経の記事でここでは省略した箇所に書かれていますが、この年代はネアンデルタール人が生きていた「第四期更新世」の中期にあたる時代だそうです)。

私も、そんな年代を通して積み重なった大地の上に「人の生活環境をつくる」ことのプロとして、色々な分野に興味を持ち、学ぶ意識を忘れないようにしていきます。

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