皆様こんにちは。ピースです。
千葉が先週の台風から続く停電で、大変なことになっていますね。
「電気のない生活」これは今の日本に住む方々には、想像することもできないほど様々な問題が起こりますね。
早めの復旧が必要なことは言うまでもありませんが、私がいつもこのブログで申し上げる通り、普段からの備えも怠らず…
本題は、読書ログレビューまとめです。
いつも通り3冊分ですが、実は、
あちらの更新をしたのは昨日(9/15)2冊、
そして今日(9/16)このエントリを書く前にアップした1冊
です。
体調不良もありましたが、それを考慮してもだいぶサボっていましたね^^;;
という訳で、いつも書いているこのブログでの追加コメントは無しで、レビュー文の転載のみ。
アルボムッレ・スマナサーラ『心がスーッとなるブッダの言葉』
著者のスマナサーラ長老は、初期仏教の教えを広めていらっしゃるスリランカ人の方ということで、この本も書かれていることはシンプルながらも内容の深い一冊だと言えるでしょう。
私がとくに印象に残った言葉としては、
・「自分の正直に生きてはいけない」
⇒「感情」に頼ることへの危機意識と、理解することの重要性
・「人生に意味などない」「釈迦は『死後の世界』についてあまり語られていない」
⇒いずれも、今を大切にすること。そして、いわゆるカルト・邪宗教が、でたらめな教義で「人生の意味」「死後」のことをことさらに取り上げることへの反駁
・「輪廻転生」
⇒一般的には「肉体は死んでも、魂は滅びない」という言い方もされるが、それも含めて不滅のものなどないという考え方(著者が説かれているいる仏教の理性、理念もある意味「魂」と呼べるものだろうということで、私個人としてはちょっと疑問もありますが)などでした。
藤本昌樹『心の傷を消す音楽CDブック (聴くだけで不安・心配・悲観がなくなる)』
私自身はCDを毎日聞いているわけではないので効果がいかほどかはつかめていないのですが、「心地いい音楽」というのは間違いなく感じられると思います。
本の内容については、「トラウマ」に関する解説が中心ですが、心のバランスを整えるだけでなく、「許容限度を広げる」という考え方が新しいですね。
「何となく不安」という感じに悩まされている方はもちろんですが、パニック障害の方、精神・神経関係の服薬をされている方などが、音楽を聴いた感想や感じた効果も書かれています。
また、副交感神経について、いわゆる「リラックスモード」の際に働く「背側迷走神経」(一般的な「副交感神経」のイメージはこちらだと思います)と、心地よい人間関係を創るために重要な役割を果たす神経である「腹側迷走神経」の二つに分類しているのも、あまり他の本では見ない内容で興味深かったです。
山口周『知的戦闘力を高める 独学の技法』
「独学」というと、社会人として資格試験や昇進試験と言った勉強に必要な要素というイメージがあるかもしれませんが、この本はそういったものとはちょっと違い、現代的な「正解のない問題」にどう立ち向かうかという観点から書かれた本です。
専門知識を深め、管理技術力を高めることも社会人になると大切ですが、そればかりでなく、この本のキーワードの一つとなっている「リベラル・アーツ」、つまり幅広い知識を、単なる「教養主義」だけでなく、実務的に役に立てる方法が提案されています。
面白いと思ったのは、「冷蔵庫と生け簀」という例えです。
つまり、学生の受験勉強のように暗記中心の勉強は、魚を冷蔵庫に保存するようなもので、「分からないことに出くわしたら、何をどうやって調べたらいいのか」を知るための勉強が、魚を生け簀に放しておくということですね。もうひとつ、表紙にも書かれている11分野ですが、ここに「音楽」があるのが、なかなか新しい発想だと感じます。
すぐれた音楽にあるリズムやストーリー感などと言うことを通して、「全体構想力」を磨くのに優れている分野なのだそうです。
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