平成29年6月 読書ログレビューまとめ(1)

皆様お疲れ様です。ピースです。
以前から話題にしている読書ログでのレビューですが、今回からこちらに転載して行くことにします(数冊分たまったらにするか、一定期間毎にするかは未定です)。
その理由ですが、大きいのは2つ。



1つは、現状のあちらのシステムでは、「本の検索」は出来ても、「レビュー文の検索」が出来ないことです。
このブログは私の「公開テキストデータ」として使えるということも申し上げました (もちろん、非公開も含めたものはEvernote等で残しています。ただ、ちょくちょくブログ記事を修正すると、反映させ忘れることもありますが…)し、特に本に関しては、レビューを通して引用するフレーズを思い出すのにも使えますよね。
そう考えると、やはり本文やタグでの検索ができるライブドアブログのシステム上にあった方が便利な気がしましたもので。

もう1つは、「フレーズを引用するほどではないけど、こちらでしか書けないコメント等を付けるケースがあるかも」ということです。
読書ログのレビューは、FBの個人投稿などの設定でこのブログよりも公開範囲を広げているということもあって、こちらよりだいぶ毒を抑えているんですよw(とはいっても、政治・宗教系や言論人の著書も「全くレビューしない」ということではないです。実際、私のレビュー第1号も、今年の4月に亡くなられた渡部昇一先生の著書でしたから…)
また、もちろんこちらにある既存エントリとリンクさせることができるお話も出てくるでしょうし。

で、今月分はとりあえず、2エントリに分けて掲載します(過去の分も、後ほど月ごとにアップしておく予定です)。

松岡正剛『多読術』

「ビジネス的な読書術」としての「多読」を紹介している本をイメージしていたので、良くも悪くも予想外の内容だった一冊です。

「千夜千冊」という著者の松岡氏が運営する本のレビュー的なことをやっているサイトに関するお話や、彼が実際に読まれた多数の本から得たものについてのお話を交えながら、実践的な「多読術」の方法の説明を進めていくという流れになっています。
両者の内容が結構複雑に絡んでいるので、私にとってはさらさらと読める本ではありませんでしたが、その分興味深い記述もありました。

特に、「人が『黙読』できるようになったのはおそらく14世紀~16世紀で、それまでは、『本を読む』というと全て音読だった」、そして「それが無意識の領域を広げている」という話が印象に残りました。
一方で、「多読」、そして「無意識の領域」とはいっても、決して「速読」にこだわることは勧められていないというのが、他ではあまり見ない松岡氏独自の意見だと思います。

スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』

なんかこの本、読書ログでは評判があまりよろしくない感じですね…
「あの大谷翔平選手の愛読書!」という帯を見て買ったのですが、確かに私も、引っかかるところの多さは感じました。

内容から言いますと、「環境の変化」にうまく適応するために、出来る限り問題を複雑化しすぎず、何よりも「行動を起こす」ことの大切さを説いた本です。

練り込みの甘さを感じるところを言いますと、まず、「小人が2人いる」意味は、両者の変化に対する反応とその結果が対比になっているからということで、もちろん分かるんです。
でも、「ネズミが2匹いる」意味ってあるの?というところですね。
単に、世の人々を分類するのに、「3タイプ」よりも「4タイプ」の方が分かりやすいからというだけで、こうなったのか?という印象をどうしても持ってしまいます。

あと、この本の構成は、「その『2匹のネズミと2人の小人の寓話』を話す、また聞く登場人物がいて、人生相談をしていたなか、その話を聞く前後で彼らの物事の捉え方がどう変わったかを議論する」という形になっているのですが、この前後のパートが主張しすぎている気がします。
それに関しては、以前、似た様な構成でページ数もこの本と同じくらいの『グッドラック』という本のレビューを読書ログに書きましたが、あちらくらい前後の語り手と聞き手の話はシンプルで、中の寓話にしっかり言いたいことを込めた方が良かったかと思います。

とはいえ、私自身も神経質な性格ということがあって、「今になっても、あの時あんな考えや過ごし方をして、後悔している」と思った時を振り返ると、この「変化を恐れた小人」のような面が強かったのかなあと感じています。

そこを映し出してくれたという一点において、私にとってはある程度の価値を見いだせたので、この評価で。

倉下忠憲『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』

以前私がレビューした、『Evernoteとアナログノートによるハイブリッド発想術』という本と同じ、倉下さんの著書です。

私の購入目的は、ハイブリッドの中でも、「紙の本と電子書籍」の両方をうまく利活用する方法でした。
ただ、電子書籍、私もそれなりの冊数購入し、利用させていただいています(そして、この本自体もhontoの電子版での購入でした)が、その利点と欠点に関しては、ほぼ私自身もずっと利用してきて感じた通りだったので、そこまで収穫は大きくありませんでしたかね。

ですが、この本についてはそれ以外のところで、そこそこ面白いと感じる部分もありました。

まず1章ですが、「T型人間」とよく言われるのに対して、教養(上の横棒)と専門(縦棒)に加え、その専門を掘り下げたところから周辺分野を広げていくという第3の要素(下の横棒)を加えた「I型人間」という発想は、なかなか斬新だと感じましたね。
(“I”の文字自体は、フォントによっては縦棒一本ですがw)

他には、読んだ内容を整理し、後からきちんと思い出すのに必要な「アウトプット」のやり方が色々書かれていて、A4サイズの紙面でまとめた読書ノートの一例から、『発想術』の本にあるEvernoteについても「デジタル読書ノート」としての利用方法も紹介されているので、その辺りは参考になりました。

あと、印象に残るのは、何と言っても「ソーシャルリーディング」の話でしょうか。
私もこの読書ログで、概ね半年で30冊ほど本のレビューをしてきており、FBやTwitterからもリンクしていますが、(自分自身のその本に対する評価はともかくとして)いいねやコメントをたくさん下さった本については、やっぱり記憶に残りやすいですから…w

この本は、レビューで書いている「I型人間」のところは前回引用したばかりですし、こちらでも「文明の利器」に頼りすぎることの弊害といった主旨の話を引用させていただきましたね。

というわけで、後半は次回(というか、もう6月は終わってしまうので、明後日までにアップする予定です)。

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