平成30年5月20日~30日 読書ログレビューまとめ

皆様こんばんは。ピースです。
少しずつ、梅雨を感じる気候になってきましたね。
くれぐれも、体調には気をつけて過ごしましょう。

本題は、読書ログレビューまとめです。
あちらの更新頻度は若干高かったものの、ブログへの転載に手が回らず間が空いたので、4冊分。

山本明利、左巻健男『新しい高校物理の教科書』

単純に「問題を解く力」だけではなく、本質を理解したいと考えるなら、なかなか良い本だと思います。
教科書に出る順番ではなく、分野ごとに整理されており、体系的に高校物理の内容を把握できるので、理系の方なら買って損はない一冊です。

私はいわゆる「ゆとり世代」ですが、受験の頃は基本的に古典力学とその応用分野である熱力学、波動、電磁気が出題範囲という大学が多かったです。
教育関係者とかではないので、それについては今はどうか分かりませんが、この本では現代物理も含めて解説されているのも良い所です。

スタプラでも以前報告していた通り、環境計量士試験の勉強用に、専門の参考書や過去問集以外で買った本のうちひとつが、これです。
「検定外教科書」という名のとおり、学習指導要領的な順番ではなく、体系的に知識を得られる順番になっているのが特にありがたいところでした。

石井直方『トレーニングをする前に読む本』

私自身にとって、これをタイトルどおり、「トレーニングをする前に読」んで、「具体的にこういうところに気をつけたいと思う」とか、そういう感覚になる本ではなかったので、この評価になりました。
書いてあることは間違いなく良い一冊ですので、もう少しじっくり読む価値はあるかとも考えています。

健康科学の本というだけあって、専門用語が多く、ついていくにはじっくり読むか、生理学的な予備知識がそれなりに必要でしょう。

ただ、細かいところは一読しただけでは十分つかめなかったながらも、特にトレーニングが脳や心に及ぼす影響について書いているところは、なかなか新鮮でした。
肉体と頭脳、そして精神や情緒って、本当にバラバラでは考えられない「一体のもの」ですよね。

こちらも、以前スタプラでも体力づくりについて記録を付けていると申し上げていましたので、こういう本も…ということで。

相川秀希『頭が良くなる 青ペン書きなぐり勉強法』

私も、この本を読んでから、アイデアのメモをとるノートも青で書くようになりました。
効果がいかほどかはよく分からないもののw、何となく頭がしっかり働くようになった気はします。

小~中学校のノートって、「黒(鉛筆など一般的な筆記用具の色)⇒赤(重要なところ)⇒青(まあまあ重要なところ、黒板は黄色などで代用する)」という順番だったような気がします。
そんな感じで出番が少なく、印象が薄いと思われていた「青」を、あえてフルに使うだけで効果的に覚えたいことを覚えられるようになるというのは、「コロンブスの卵」といえますね。

「書きなぐり」のパートについては、はじめから「情報を取捨選択しよう」と思うのではなく、「何もかも書く」というつもりで始めるからこそ、正しく情報を取捨選択できるという主旨の記述が印象に残りました。

この本にも書かれている通り、青は何といってもリラックスの色です。
そして、「集中力はリラックスしているからこそ高まる」ということもいわれますし、そう考えると効果があるのは、いかにも…な感じです。

永田 豊志『[カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術』

私の大学の先生がそうでしたが、PPTでのプレゼンが上手な方々って、図表の作り方が非常に効果的なんですよね。

この本は、なんと図でメモを取り、そしてそれをPPTなどに応用するというテクニックまで紹介されている一冊です。

ただし、「図でメモを取る」というのは、実際のところ、相当頭の回転が速い人でないと最初からやるのは難しい感じもします。
そして、その点に関しては、この本からはいまいち要領を手早くつかむ方法が説明不足な感じです。

ただ、図を効果的に利用して整理するということに関してなら、本書はかなり有用な一冊だと思います。

理系の場合、文章力は多少劣っていても図表をフル活用することでカバーできるという面もありますよね。
私はどちらも携わっている立場として言わせていただきますと、業務関係のプレゼンと比較しても、学会で大学の先生方がされるそれは頭に入りやすい場合が多いんです。

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