「労働環境」この厄介な問題を、どう考えるか?

これまで人々は、こう言いつづけてきました。
「搾取する者が存在するために、多くの人たちが奴隷のようにして生きている。搾取する者たちはけしからん」
しかしいまや、正反対の判断から、このように言う人々も増えてきました。
「奴隷のようにして生きている人たちがいるために、搾取する者が必要とされている。奴隷のようにして生きている人たちこそが問題なのだ」
じつをいうと、搾取する人たちと搾取される人たちは、たがいに協力し合っている人たちなのです。
そしてかれらは、どちらもつねに苦悩を手にし、その責任を相手側に向けていますが、実際に悪いのは自分たち自身にほかなりません。
深い理解の持ち主たちは、搾取する側が誤ってもちいているパワーと、搾取される側の弱さが、同じ法則にしたがって類似した結果を導き出していることを知っています。深い愛の持ち主たちは、自分の方こそが被害者だと主張するかれらを眺め、どちらの側にもつくことなく、双方に同等の同情を寄せています
人間は、あらゆる身勝手な欲望を放棄しているとき、搾取する側、される側のどちらにも属していません。そして、その時人間は真に自由な状態にあります。

(ジェームズ・アレン『「原因」と「結果」の法則』より)

皆様おはようございます。ピースです。
仕事始めとなりましたが、いきなり3連休ということで、まだそんな感じがありませんね。
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