皆様こんにちは。ピースです。
徐々に夏を感じるようになってきたと思いきや、今日はあちこちで猛暑日になったようですね。
季節の変わり目ですので、体調にはくれぐれも気を付けてお過ごし下さい。
さて、本日は令和初、そしてこのブログを通してみても久々の、黒田裕樹先生の「歴史講座」改め、「東京歴史塾」の参加報告です。
実は、黒田先生は現在、東京で歴史とはほぼ無関係のとある資格試験の取得講座の講師もされているようで、この「東京歴史塾」は原則的にその講座の後に行われるということです。
また、詳細は伏せておきます(といっても、下の講座時の配布ビラにもなっている画像をご覧になれば、お分かりになるであろう気がしますが)が、大阪でも活躍の場を広げられているようで、話を聞いた感じだけでも、そのバイタリティに頭が下がります。
で、旧「黒田裕樹の歴史講座」については、昨年は参加したにもかかわらずこのブログで報告し損なっていたということもありますので^^;;、今後はサボらずにきちんとやっていかねば。
…と言いつつ、今回も講座の日(前回のエントリを書いた日の夜でした)から2週間経ってしまっているわけですがorz
まずは旧「歴史講座」の報告エントリと同様、配布されたレジュメの見出しから。
1.日米関係の悪化をもたらした「ハリマン問題」
2.「日英同盟」を破棄に追い込んだアメリカの野望
時間は2時間程度と、これまでと大きくは変わらないのですが、レジュメの章数は過去のエントリを見てもらえばわかる通り、だいぶ少なくなっていますね。
そして、ページ数に関しても同様です。
では、内容も旧講座より薄くなってしまったかというと、もちろんそんなことはありません。
今回は「歴史塾」ということで、これまでの「歴史を学ぶ」ということに重きを置いていた「歴史講座」から、それだけにとどまらず、「歴史に学ぶ」ということを重視しているようです。
それで、途中で他の時代の出来事に関する話を挟むなどの工夫があって、これまでと違う面白さを感じました。
内容に関しましては、明治時代~第一次世界大戦後の世界の動きを取り上げて、大東亜戦争の背景を把握するというものでしたが、後半は幣原喜重郎(しではらきじゅうろう:黒田先生が日本史上の「三大悪人」の一人に挙げる人物です。どちらかというと、「悪人」というより「無能人」な気がしますが…)をボロカスに言っていたのが笑いどころでしたw
個人的に印象に残っていたのは、黒田先生が、
「自分の人生で『あのとき、ああしておけば』という後悔をしたくないというのは誰しも同じ。だからこそ、『歴史に学ぶ』ことが大事」
という主旨の話をされていたことです。
これが印象に残った理由は、上記の、歴史「講座」から歴史「塾」へという経緯もそうなのですが、もう一つ、
歴史の授業で良く取り上げられる、「国家」間の協力、あるいは対立関係からでも、「個人」、あるいは企業などの「組織」というレベルでのリーダーシップですとか、マネジメントといった要素に応用できる内容があるということを感じたのが大きいですね。
長くなりそうなので要約引用にしますが、今回の内容だと、
1.では、日英同盟がインドまでを対象としていたことを理由に、山東半島の出兵にとどまった日本と、ヨーロッパに出向いて血を流したアメリカという第一次世界大戦の動向とそれに対する評価こそが、その後の歴史が日本に不利な方向に動く要因となってしまったということ。
そして、2.では、「人種差別撤廃案」の提出に関して、確かにこれ自体は世界史上に残る日本の「功績」であることには間違いないだろうけど、上記のような状況下で、他国への「根回し」をしっかりしておかなかったために、結果的に日本だけが不利益を被る形になってしまったこと。
この2つが、話の材料になると思います。
これを先ほど述べた「個人」や「組織レベル」に当てはめると、
一つは、「他者からの信頼を得るために、ルールを守ることだけに固執しすぎず、『体を張る』ということも必要なケースもある」ということ、
そしてもう一つはまさに「大事を成し遂げるためには、他人への『根回し』がとても重要である」という言い方ができるでしょう。
こんな感じで、新しい「東京歴史塾」も、参加するたびに得られるものが多くなりそうですね。
「歴史を学ぶ」だけでなく「歴史に学ぶ」、これを確立するためにも、ブログでの報告もしっかりやっていかねば。
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いつも有難うございます。
目黒先生の会へご参加されたのですね!
別のブログをやっていたころ足跡からリンクを貼らせて頂き、熱心にブログ更新や会を開かれておられるのを拝見しておりました。
黒田節は健在ですね!
>昼行灯さん
コメントありがとうございます!
>黒田節は健在
私もリニューアル直前はブログのサボりだけでなく本当に欠席続きだったので、久々の参加でしたが、仰る通り黒田節は健在でしたw