「物への執着から離れ、心を鍛錬することの大切さ」ー初期仏教長老の教えから

とかく、人は「何かがあるから安心だ」という考えにとらわれがちです。
しかし、どんなに豊かな財産を築いても、それが永遠に残ることはありません。そして、大きな自然災害が襲ってきたら、いとも簡単に壊れてしまうのですよ。
そもそも、私たちは自然を管理することなどできません。自然の猛威にさらされたら、家や財産が奪われるのも仕方がないことです。
もし壊れてしまったら、またつくればいい。ただそれだけのことです。
そのときに大事なのは、精神が一緒に壊れてしまわないことです。
地震や津波でものが壊れてしまったからといって、心まで壊されてはいけないのです。
私たちは自分の心しか管理しようがないのです。
だからこそ、心を管理する。
管理・制御のきかないもの(自分の外側にある仕事や他人、自然、病気など)に目を向けるのではなく、管理可能な自分の精神に目を向けて、鍛錬してください。
私たちが豊かに生きていくうえで、それが最も合理的な方法なのですから。

2日連続の更新、本ブログでは珍しいですね。
まあ、本当は前エントリのフォーラムの参加報告をもう少し早くやりたかったのですが、何やかやで参加から5日ほど経ってしまいましたものでw

今日の冒頭の引用ですが、まずは著者についてのお話から。

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