皆様こんばんは。ピースです。
前回から1ヶ月以上経ってしまいました(そして、ブログ移転後は初です)が、読書ログのレビューの転記を。
近藤哲生,萩原京二『マインドマップ資格試験勉強法』
この本、「資格試験勉強法」の本としては、なかなか良いと思います。
ただし、肝心の「マインドマップ」でなければならない理由がいまいち見えてこなかったので、この評価になりました。試験勉強のコツとして、「試験に出る、かつ自分の知らない」分野に時間を多く割くという「デシラの窓」ですとか、皆様もよくご存じの二つの童話「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」を組み合わせて「アリ・カメ型」を目指すとか、面白い記述も多いです。
マインドマップに関しては、まずは「不合格のデメリット」「合格のメリット」など数項目について自作してみて、それを常に目につくところに置いておくという話が、なかなか印象に残りますね。
他方で、冒頭で述べたとおり、これ自体も「マインドマップでなければだめなのか?」ということは思いましたし、また個別の勉強方法にマインドマップを活かす方法の説明は十分とはいえないと思いますので、本格的に利用するなら他の本も併読した方がいいかもしれません。
資格試験と言いますと、上にリンクを貼っている前回の読書ログレビューの時に申し上げておりました情報セキュリティマネジメント試験、無事に合格いたしました!
というわけで、そこで言及した話題についても取り上げなければいけませんが、時間的に厳しいのでもうしばらくお待ちを…
竹内繁樹『量子コンピュータ』
読んでみた感想は、正直「なるほど。まったくわからん」という感じでしたが…w
ただ、古典力学から量子力学へのパラダイムシフトというのは、間違いなく衝撃的なものですよね。
「量子コンピュータ」という名前の通り、その考え方を計算機科学に応用するというのは、やはり凄いです。それと、面白いと思うのは、少しだけですがセキュリティ面についても解説されていたことです。
計算速度が根本的に変わることで、これまで実質的に安全が保証されていた暗号化技術が安全でなくなる、「危殆化」という問題がありますよね。
それについては、「量子暗号」なる、原理的には盗聴を不可能にもできる暗号化手法もアイデアとしてはあって、本書を読んだ感じでは、学術レベルだと色々試みられているようです。
なんと、このエントリを書いている最中、こんな記事を発見しました!
今後の技術発展に期待ですね。
そして、応用の可能性を探っていくためには、(そこまで細かいことは知らなくても良いですし、どだい理解しきれない話ではあると思いますがw)大雑把な原理だけでも知っていることは大事です。
国産量子コンピューター、試作機を公開 厳密に温度管理(朝日新聞デジタル)
旺季志ずか『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』
ストーリー型で人生訓や自己啓発書的な要素を取り入れた本は過去にも何冊かレビューしていましたが、これもその中で★5を付けた本に負けず劣らず、なかなか面白かったです。
はじめの方から、TANDEN(丹田)とか、MINAMOTO(源)といったローマ字表記が出てきたときは「何だ、この中二病小説は…」という感じでしたが、読み進めてみるとそんな第一印象とは裏腹に、「まさに王道」というところです。
集中力や他人との関わり方、そしてネガティブな感情への対処法など、上記のようなジャンルでこれまであまり取り上げられなかった要素や視点もいくつか見受けられました。あと、老師のキャラが凄く立っていますw
こういう本でコミカル成分があるのは今まで見たことがありませんでしたが、あまり狙いすぎず適度にアクセントが付いていると感じました。
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