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―「台湾是台湾」、台湾は台湾である。台湾は中国ではない。
“二つの中国”とは、大陸の中華人民共和国と台湾に疎開してきた中華民国、つまり共産党と国民党の政争であり、台湾という地域の問題ではない。
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反日的な中国や、なにかと歴史問題を振りかざしてくる韓国だけが隣人ではない。親日国家・台湾も日本の隣人であることをぜひとも認識していただきたい。
(蔡 焜燦『台湾人と日本精神 ― 日本人よ胸を張りなさい』より)
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皆様こんにちは。
年が明けたかと思えば、いきなり3連休ですね。
さて、昨日(1/10)、渋谷ハチ公前広場で行われた、「頑張れ台湾!日台連帯国民集会」に参加してきました。
今回はインターネットを通じて、その様子が台湾にも放送されていたということで、弁士の方々が日本語で話されたことを通訳された方がいらっしゃいましたが、中には現地語でもきちんとお話しできる方もいらっしゃったのが、さすがだと思いましたね。
そして、いつものように、台湾に直接的に縁のある方ばかりでなく、3民族(チベット・ウイグル・南モンゴル)関連の方も複数名いらっしゃっていました。
このブログをお読みの皆様はご存じのように、台湾は東日本大震災の時、200億円以上もの義捐金を送ってくださった国ということで、そのことに対する日本の方からの熱い感謝の気持ちが現れた集会になったと思います。
よく、国際政治の話題では「価値観外交」という言葉が出ますよね。
私も言葉の定義はいまいちよくわかっていなかったので、ネットで調べてみると、こういう資料が出てきました。
ここでは、最初に、自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済という5項目を合わせて「普遍的価値」と呼んでいます。
それで、この集会で登壇された方も複数仰っていたことですが、
日本と台湾で共有すべき価値観は、何よりもこの最初の3項目、
つまり、「自由、民主主義、基本的人権」にあります。
台湾は来週に総統選挙が行われるということで、いかにしてこの「自由、民主主義、基本的人権」が存在しない、つまり「中華人民共和国」という国名になってから、一度たりとも選挙が行われず、周辺の民族への弾圧を行ってきた国とどう向き合うかが問われているわけです。
そして、それは私たち日本国民にとっても他人事では済まされない、ということを改めて認識しました。
で、最後に冒頭の引用について。
この『台湾人と日本精神』という本、ブログのトップ固定記事でも紹介していますが、
昨日帰ってからざっと読み返してみると、どこを引用するかものすごく迷いましたw
著者の蔡焜燦(サイ コンサン)氏は戦時中のことを知る台湾人ですが、結構いろんなところで「どんな日本人よりも日本を愛している方」といった言い方もされていた覚えがあります。
そして、この本を読むと、それが本当に誇張表現じゃないと思えるのが凄いんです。