平成30年7月9日~7月17日 読書ログレビューまとめ

皆様お疲れ様です。ピースです。

暑い中、水の事故や熱中症も相次いでいますね。
皆様も、くれぐれも気を付けてお過ごしください。

そして、このブログについて…
何の変わりもなく見える、この「和の心」ブログですが、実は前回のエントリをアップしたときから、ある怪現象が発生しました。
その詳細については、次回のエントリの話題にする予定です。
「どんな怪現象か」ということは、このブログを普通に見ただけでは気づきにくいと存じますが、色々なところに注意してご覧になれば、一応分かるかとは思います。

さて、今回の本題は、読書ログレビューのまとめ。

米山 正信『新装版 化学ぎらいをなくす本―化学再入門』

化学は今後お世話になる分野になるかもしれないのですが、学生の時はちゃんと勉強していなかったので^^;、おなじみブルーバックスの本ということで買って読んでみました。

兄妹の対話形式で話が進められます。
高校レベルくらいの化学の内容に対応しているのですが、無機・有機・高分子などの話は少なく、基礎を押さえることに特化した一冊です。
原子・分子・イオン・化学反応など、「例え方」が分かりやすいかは結構印象が分かれるかと思いますが、教科書的な勉強だけではなく、本質を学びたいのであれば読んで損はないと思います。

この本は、いつもスタプラの記録報告をしている、濃度の計量士での基礎化学の勉強用に買いました。
数学や物理は大学学部の頃にかなり勉強してきた私ですが、化学は本当にサッパリだったんですよね…

でも、河川を専門にする技術者としては、水質との絡みもありますし、やはり避けて通れない分野の一つでもあります。

中山 裕木子『会話もメールも 英語は3語で伝わります』

受験英語と国際コミュニケーションの道具としての英語のギャップに戸惑っている方であれば、この本から得られるものは多いと思います。

仮主語と仮目的語、4文型(SVOO)や5文型(SVOC)など、典型的な「日本人が思う英語らしい英語」だという個人的印象があるのですが、それらを排して、この本の表紙にもあるような極力簡潔で分かりやすい表現に言い換える方法について書かれています。

特に面白いなと感じたのは、モノを主語にしてhaveなどの誰でも知っている動詞を使うことで、かなりいろいろな表現ができるということです。
仮主語やSVOCなどを使わないとなると、「無生物主語」もやめた方が良いのか…と思ってしまうのですが、モノを主語におくことを考えるのは、むしろ「3語で表現する」ためにこそ必要なテクニックとも言えそうです。

著者の中山先生は、これまた私が今スタプラで記録を付けている「工業英検」の主催者である、日本工業英語協会で講師をされている方です。

私の大学の学部、あるいは研究室の先生も、口をそろえて「理系の英語は簡単」という言い方をされていましたが、凝った表現をしようとするといくらでもできてしまうんですよね。
そんな中で、Nativeだけでなく、日本人と同じようにNon-nativeで国際コミュニケーションの道具として英語を勉強されている方にも通じる英語を書き、あるいは話すためには、「簡潔な表現」が必須なのは、言うまでもないでしょう。
私は、ゼミや卒論・修論の発表も英語だった割に、その辺りは全く身に付きませんでしたが…(^^;

斉藤 英治『世界一わかりやすい「速読」の教科書』

コンセプトは同じ斉藤先生のあさ出版の著書『聞くだけで速読ができるCDブック』と同じく、倍速音源を聞きながら文字を目で追うという速読法を身に付けられる本です。

あさ出版の本についても同じことが言えるのですが、こういう本の速読用の題材って、それ自体が「前向き思考」を勧める主旨の文章になっているので、普段からビジネス書や自己啓発に慣れているかどうかで頭にスッと入るかが変わりますし、逆にそれを起点に、題材になっている本の原著を当たるというきっかけにもなると思います。

CDの音源について、個人的に若干残念だったなあと思うのは、トラックごとにイントロのサウンドが入っているのがやや集中力を削ぐということですかね。
3倍速、4倍速はともかく、10倍速音源にはなくても良いかと思います。

ただ、それを差し引いても、少しずつ続けると、読むのが速くなり、かつ頭にも十分残る読書の感覚は得られるので、その点ではお勧めです。

この本もまたまた、過去のスタプラの記録報告で紹介したことがあります
レビュー内では割愛しましたが、CDに倍速音源が収録されている速読用の題材について述べますと、あさ出版の本は『7つの習慣』、そしてこの三笠書房の本は中村天風の哲学が主題になっています。
もちろん、どちらも著者の斉藤氏の個人解釈が含まれてはいるのですが、このように、有名な著書って、その概要が速読の教材のお題になることが多いイメージがありますよね。

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