平成30年6月21日~7月8日 読書ログレビューまとめ

皆様お疲れ様です。ピースです。

西日本の水害、そしてオウムの麻原教祖の死刑執行など、大変なニュースが飛び交っていますね。
このブログで話題にしたいことは山積みになる一方ですが、可能な限り消化していきます。

本題は、読書ログのレビューまとめ。

山本 誠志『図解 統計がわかる本』

私は技術者ですが、学生の頃は「数学は全般的に得意だったけど、統計だけはいまいち内容がつかめない」というタイプだったので、実務者としての学びのために電子書籍で購入しました。

皆様もテレビの視聴率などでご存知の通り、「数字の説得力」は非常に大きいものですが、そこに隠れている誇大表現や、一見統計値っぽいけどただの主観ソースの数値などをどうやって見抜くかという感覚を身につけるのは、非常に大事なことですよね。
また、現代の自然科学や社会科学は、理化学や経済学の理論による「解析的手法」と、過去の経験に基づいた「統計的手法」の両方を基礎としていますが、この本ではそれぞれの利点欠点についても分かりやすく解説されています。

詳細な話は割愛しますが、その解析的手法と統計的手法に絡んだところで、「この社会はやわらかいサイコロ」という言い方をしているところも、個人的に面白く感じました。

統計は、それこそAIなどとも絡むものですし、今後の知識労働者には必須知識ですよね。

レビュー中で割愛した「やわらかいサイコロ」という言葉ですが、こういう主旨です。

普通のサイコロなら、何回振ってもどの目が出る確率も1/6と近似できますね。
ですが、それが変形しやすいやわらかいサイコロだと、最初はどの目も1/6だとしても、2回目に振る時はそうじゃないかもしれない。
それと同じように、実社会は絶えず変化しているので、今後のことを考えるときに、「過去の統計データ」のみを参考にするのはよろしくないわけです。

ただし、その「変化」は、「サイコロの変形」と同じく、ほんの少しずつ変わっていくもので、決して不連続な変化ではない。
だから、「ある程度直近の統計データ」であれば、参考になる可能性が高い。

ということです。
なかなか印象に残る内容だったので。

あと、この場だから言えることとして、「視聴率」もそうですが、「内閣や政党の支持率」なんてのも…
まあ、このブログをお読みの皆様には、今更な話でしょうし、あまり深入りするのはアレなので、この辺で止めておきますねw

ハル・エルロッド『朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド』

私の会社にも早朝出勤手当てがありますが、「朝活」も多くの方が勧められる様になりましたね。

この本は著者のエルロッド氏が、自身の体験をもとに方法を確立した、朝時間の生かし方を書いている一冊です。

なんと言っても凄まじいのは、この方自身の「二度のどん底」という体験ですね。
一度目は大事故を起こして、「もう二度と歩けない」とまで言われ、そして二度目は著者本人が間違いなくそれよりも辛かったと書いている、リーマンショック前の金融危機による負債です。

ここまでの事態からでも人生を好転させることができた方法ということで、実践するのは大変かもしれませんが、「この本に書かれていることを是非習慣にしたい」と思わせる、そんな本でした。

レビュー中で述べている「朝活」も、政治色・専門色のないブログネタにしたい話題の一つです。

二木 真明『IT管理者のための情報セキュリティガイド』

勤務先の会社が、ISO27001の取得を検討しつつあるということで、私もITは多少勉強している身なので、この本を買って読んでみました。

内容は一通り読んだだけで全部飲み込めたわけではありませんが、専門技術的な部分と管理技術的な部分、どちらもある程度しっかりした解説がなされていると思います。

昨年はランサムウェア騒動とかもありましたし、パスワードの盗用や、心理的な隙を突いた攻撃の手口(いわゆる「ソーシャルエンジニアリング」)なども巧妙化していますよね。
情報セキュリティ管理も今後は業種を問わず必要なスキルになるということで、常に最新の知識と技術を身に付けるよう意識するには良い一冊ではないでしょうか。

ランサムウェア騒動については、ブログでもこちらで取り上げたことがあります↓

サイバー攻撃問題を通して、「安全管理という仕事」を考える(1)(ついでに、国家試験の合格報告も)

サイバー攻撃問題を通して、「安全管理という仕事」を考える(2)

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