女性専用車両に関する意見が、Web産経ニュースで取り上げられた話。英国での議論の引用、さらには偏向フェミニズム全般に関して

皆様お疲れ様です。ピースです。
10月になりました。
年度後半ということで、会社で本流の業務を取り扱う部署に配属されてからは、初の繁忙期が徐々に近づいています。
慣れないことも多くて大変になるだろうとは思いますが、頑張りどころですね。

さて、本題は、前々回のエントリに続き、Web産経ニュースからの引用ですが、今回はだいぶ前、8/24の記事より。

「女性専用車両」肝心の痴漢対策に効果なし? 男性差別とブーイングも…撲滅への新たな〝武器〟は

電車内で多発する痴漢被害は今も絶えない。近年は身に覚えのない人が立件されてしまう痴漢冤罪(えんざい)もクローズアップされている。いずれにせよ電車内から痴漢を追放する手立てはないのだろうか。電車内での迷惑行為を防ごうと、各鉄道会社は「女性専用車両」を導入し、広く定着してきた。しかし、痴漢対策効果をめぐって「抑止力にはならない」との指摘があるほか、導入に法的根拠がないことから、利用客の間では「男性差別」との反発も根強い。逆に「男性専用車両」の導入を求める声まで上がるが、これも根本的な痴漢対策に結びつきそうにない。新たなアプローチとして、車両内での防犯カメラの設置に加え、スマートフォンの普及を踏まえた痴漢撃退のアプリが注目されているようだ。

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冤罪報道、行き過ぎると偏見も…

 「痴漢におびえる女性を守るという意味は確かにある」

 「一般社団法人痴漢抑止活動センター」(大阪市)の松永弥生代表理事(52)は、女性専用車両の意義をこう評価する一方、「そうだとしても、痴漢がなくなるわけではない」として、現時点では次善策にすぎないと語る。

 松永代表理事によると、女性専用車両に乗車したがらない女性もいるという。

 「女性専用車両に乗るのはブスとババアばかり」。こんな根拠のない意見がインターネットなどで飛び交うようになり、「『利用しているのを見られるのが嫌』と話す女性もいた」と明かす。

一方、最近、痴漢に疑われるなどしたため線路に逃走する事案が相次いだ。これに関連し、松永代表理事は、痴漢被害の深刻さよりも痴漢冤罪に焦点を当てた報道や情報が増えたと感じており、その流れが行き過ぎると痴漢被害者が声を上げづらくなり、痴漢常習者に有利になる-と訴える。

 痴漢問題をめぐる昨今の「空気」が女性専用車両への風当たりや偏見を強めることにならないか、とも案じているという。

「男性専用」に男女から賛意

 国交省によると、そもそも女性専用車両は、設置に法的根拠はなく、利用者の理解や協力のもとで実現するサービスだ。時間帯によって他の車両より空いていることもあり、「不公平」「男性差別だ」との批判は根強い。

 出口なき痴漢問題への反動からなのか、近年は「男性専用車両」の導入を求める声も出ている。

 インターネット調査会社「マクロミル」(東京)が6月、関東の500人を対象に行った調査では、全体の69・4%が「絶対に導入すべき」「導入した方がよい」と回答。さらに男女別では、男性の65・1%に対し、女性は73・9%が賛成に回った。

 賛成した理由について、男性では「痴漢に間違われたくないから」との声が目立ち、「男女平等のため」(30代女性)、「夫が冤罪に巻き込まれないか不安だから」(40代女性)との意見もあった。

 一方、「導入すべきでない」とした人の理由としては、「専用車両に乗っていないと変な目で見られそう」(40代男性)、「より一層の混雑につながる」(20代女性)などがあった。

ただ、国交省によると、現時点で男性専用車両の導入を検討している鉄道会社はない。導入されれば、冤罪防止効果への期待はあるが、男女が混在する車両が残る以上、そもそもの痴漢対策には大きな効果がないとの声もある。

それから、英国で起こった議論については、ZUU onlineから。

「女性専用車両の存在は性犯罪を認めることと同じ行為」? 女性議員が導入案に猛反発 英国

「女性専用車両」の復活導入案をめぐり、英国で政治的論争が巻き起こっている。

女性議員を中心とする反論派は、「性犯罪行為を行う側を厳しく取り締まらない限り、問題の解決にはならない」とし、専用の空間に女性を“隔離する”女性専用車両は「性犯罪を当たり前の行為だと容認する」と断固拒否の構えだ。

英国は女性専用車両の導入が早過ぎた?30年前に廃止に

「女性専用車両」をめぐる男女の見解の差、労働党内で意見が衝突

コービン労働党首の提案は女性議員を中心に社会的非難の的となり、一旦立ち消えとなったものの、17年に入り影の大臣、クリス・ウィリアムソン労働党議員 が同様の提案をしたことで再浮上した。

意外なことに反対派の中心となっているのは、同じ労働党の女性議員たちだ。女性専用車両を保護目的ではなく、「女性を隔離する行為」と性差別と見なしており、「問題の根底は性犯罪におよぶ側にある」と主張している。

また女性専用車両を利用しなかった女性が性犯罪の被害を受けた場合、「専用車両に乗らなかった本人が悪い」といった非難も生まれるのではないかとの懸念も指摘されている。治安の良くない地域を露出の多い服装で歩いていた女性が襲われたといったケースなどで、「自己責任」が問われるのと同じ感覚だろう。

女性専用車両が定着している日本やメキシコ、インド、ブラジル、エジプトなどでは、「女性のみが優先されている」などという男性の不満も挙がっているようだが、この点についてはステラ・クリーシー労働党議員が的を得た意見をTwitter に寄せている。

「女性にとってのみ安全な車両ではなく、乗客全員が安心して利用できる環境創りを目指すべき」――まさにその通りである。

ハフィントン・ポスト英国版の世論調査では、78%の女性が女性専用車両の導入に反対している。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

さて、皆様、どう思われますでしょうか?

私は、数か月前にも痴漢冤罪の話は2エントリにわたって書きましたし、そこで「『○○専用』ではなく『思いやり車両』にすべき」、そして「究極のところ、根本的な解決方法は混雑緩和しかない」という主旨の意見を書かせていただきました。
詳しくは

をお読みくださいということにしまして、今日は少し違う方向性ということで、タイトルに書いている「偏向フェミニズム全般に関して」という視点で。

前々回のエントリの途中で、

(そして、次回のエントリでは「あの時は何も思っていなかったけど、今考えれば、大マスコミの取り上げ方も、やっぱりおかしかったなあ」という社会的問題の1つについて、取り上げる予定にしています。)

という一文を間に挟みました。
(間にスタプラの記録報告を挟んだのですが、)それが、ズバリ言って、この「女性専用車両」なるものですよ。

これが導入されたとき、「男性差別だ」とか、「逆に、女性が一般車両に乗りづらくなる」という声、実際にはかなりありました。
でも、テレビは本当に賛成派の声ばかりしか取り上げなかったですし、新聞もほんの申し訳程度に「そういう意見もある」程度にしか書いていなかったわけです(なお、産経はこのWebニュースでの取り上げ方は比較的中立な感じですが、当時取り上げられていたのかどうかは分かりません)。

これが、私が「今のマスコミがおかしいと感じた」きっかけのうちの1つでもある、というわけです。

さらに、本来健全な言論の場ならあるべきはずのこういう意見を封殺して、「男なんだからそのくらい我慢しろ」みたいな風潮がつくられ、一方で、「女なんだから…」という言い方をしようものなら、すぐセクハラ呼ばわりされる。
普段は男女平等とかジェンダーフリーとか言っておきながら、こんな社会が正しいと主張する連中だから、「フェミナチ」なんていう言い方までされるんですよね。

私の本音の印象としては、
「ふざけんじゃねえよ!!!
新聞やらそんな状況を増えたのを『草食系男子、肉食系女子』とかいってるけど、実際に増えてるのは『ただ増長して傲慢になっただけの勘違い女』ばっかりじゃねえかよ!!
だから、今になって痴漢冤罪とかが問題になるんだろ!!!」
という感じ
ですが…

すみません、明らかに言葉が過ぎますね。
本当は私も、こんな認識は全く正しくないっていうのは、分かっているつもりです。
これに関しては、後できちんとフォローを入れさせていただきます。

さて、今の時期に何でこれを、わざわざ1ヶ月以上も前のネット記事から取り上げたのかという話ですが、
今回の衆議院解散、「憲法」が争点になることは、もう避け得ない状況ですね。
言うまでもなく、もし憲法が変わるということになれば、その下にある法律、そして地方の条例まで、あるものは条文が変わり、そうでないものも「解釈改憲」の議論があったように運用法は変わることになるでしょう。

その憲法についてですが、北朝鮮ミサイルの件もありましたし、9条とそれに絡む部分についてはしっかり議論されていると思います。
でも一方で、これまで私が主張してきました、「三章の『国民の権利及び義務』の各条項」については、まだまだ議論が行き届いているとは言い難いです。

ただし、これに関しては、「今ある『女性の権利』と言うべきものは置いておいて、それに伴う『女性の義務』というものが必要という考え方で行くのか?」といわれると、それは普通に考えれば無理筋です。
だからこそ、「平和主義」(そして「国民主権」)とならぶ日本国憲法の3本の柱の1つでもある「基本的人権の尊重」の具体的な中身をどうするかにあたって、避けてはならない事例研究の材料だと思うんですよ。

というわけで、その本番はむしろ選挙後だろうとは思いますが、こんな感じで、

  • 「対症療法」、つまりは個別の対策
  • 「根治療法」、つまり憲法とかそういうレベルから考えていく話

その両方からのアプローチが必要になるもので、なおかつほかの方があまり取り上げていないような問題提起、そしてできるものは解決策の提案までしていければと思います。
もちろん、「こんな激しい語気ではなく、いつもの筋を通す感じの文章で」というのが理想とも申し添えたうえで…

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追記:
上にリンクを貼った、北朝鮮のミサイル発射のエントリの時に、

だいぶキツイ語気での意見も書かせていただくと思いますが、これも「このブログという場だからこそ書ける本音」ということで。

と書きましたが、それにしても今回はこのブログらしからぬ、荒んだ書き方になってしまいました。
私も、今回の産経ニュースの記事を見た第一印象は「『ブスとババアばかり』なんていう言い方は流石に駄目だろ」という感じでしたが、私が赤大文字で書いたことも、見る人が見ればそれと五十歩百歩かもしれないです。

でも、(私もこういう業界に勤めている者ですから、)仕事で、そしてプライベートで参加している政治色ありの集会や街宣等で、直接面識のある女性の方々を見ると、皆様「本当に『男社会』と言われてきた場で、(特別チヤホヤされたがりなわけでもなく)自然体で自分の活路を見出そうという意志がどこかしら感じられる」ということで、応援したくなるというのもあるんですよ。
そして、少し違うところに目を向けて、ブロサーやツイッターで相互フォローしているブログ仲間の女性の方を見てみますと、こちらはこちらで、献身的だとか、あるいは逆にいい意味で甘え上手だとか、いずれにしても男性のプライドにはかなり来るタイプで、「こういう方の旦那さんとか彼氏(に将来なられる方)って、幸せなんだろうな」という印象の強い方ばかりだと思います。

…とはいえ、
正直、これまでの中でも間違いなく最強に過激な記述を本文に書いておいて、こんなことをここで申し上げても、気休めにすらなりませんね。
このブログ、普段読んでいらっしゃる方の感想としては、「知的な面白さを感じる」とか、「良い感性をしてると思う」という方が多い印象ですが、私の男女観に関してだけは、もうどうしようもなく歪みきってしまったという他ないかもしれません…

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